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12月07日-02号

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  1. 唐津市議会 2021-12-07
    12月07日-02号


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    最終取得日: 2022-12-26
    令和 3年12月 定例会(第5回)   令和3年       唐津市議会会議録(定例会)その2   第5回1 日 時 令和3年12月7日 午前10時00分開議 於唐津市議会議場2 出席した議員    1番 笹 山 茂 成            2番 青 木   茂    3番 宮 原 辰 海            4番 久 保 美 樹    5番 井 上 裕 文            6番 大宮路 美奈子    7番 岡 部 高 広            8番 伊 藤 一 之    9番 原   雄一郎           10番 古 藤 宏 治   11番 吉 村 慎一郎           12番 江 里 孝 男   13番 山 下 壽 次           14番 伊 藤 泰 彦   15番 楢 﨑 三千夫           17番 黒 木   初   18番 浦 田 関 夫           19番 水 上 勝 義   20番 大 西 康 之           21番 中 村 健 一   22番 石 﨑 俊 治           24番 進 藤 健 介   25番 熊 本 大 成           26番 宮 本 悦 子   27番 中 川 幸 次           28番 白 水 敬 一3 地方自治法第121条による出席者の職氏名       市       長      峰     達  郎       副   市   長      脇  山  秀  明       副   市   長      脇  山  行  人       教   育   長      栗  原  宣  康       ボートレース企業局長     櫻  庭  佳  輝       政  策  部  長      堀  田     信       総  務  部  長      濵  口     智       財  務  部  長      草  野     陽       未 来 創 生 部 長      北  方  初  美       市  民  部  長      緒  方  俊  寿       保 健 福 祉 部 長      田  中  寿  幸       農 林 水 産 部 長      山  本  善  文       経 済 観 光 部 長      畔  田  浩  貴       都 市 整 備 部 長      宗  田  匡  央       消   防   長      青  山  幸  生       上 下 水 道 局 長      白  水  英  樹       教  育  部  長      草  場  忠  治       総  務  課  長      近  藤  達  士4 出席した事務局職員       議 会 事 務 局 長      青  山  泰  三       議会事務局副局 長      林  山  弘  美          午前10時00分 開議 ○議長(笹山茂成君) おはようございます。ただいまから、本日の会議を開きます。 議事日程に従い、議案質疑を行います。 議案第120号から議案第130号まで並びに議案第132号から議案第167号まで以上47件を一括付議します。 質疑ございませんか。原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) 9番、志政会、原雄一郎です。 本議会に提出されました議案のうち、予算議案から3点、条例議案について1点、質疑をいたします。 まず、最初ですが、議案第120号、令和3年度唐津市一般会計補正予算から3項目、質疑をいたします。 まずは、財政全般について、本予算の特徴について最初にお伺いいたします。 次に、総務費、ふるさと寄附金推進費ふるさと寄附金積立金についてですが、関連する項目なので、一括して質疑いたします。 まず、最初の質疑ですが、今回、寄附額が多くなってくるようなんですけども、県内他市に目を配ると落ちているところもあるみたいです。その中で唐津市が増えてきている要因についてどのように判断されているか、お伺いいたします。 最後に、議案第137号、唐津市鳴神温泉ななのゆ条例の一部を改正する条例制定について伺います。 まず、最初に、今回の改正の目的が施設の利用促進を図るためとのことなんですけども、今回の改正内容についてお伺いいたします。 以上で1回目の質疑を終わります。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 原議員のご質疑にお答えいたします。 今回の補正予算の特徴でございますが、まず例年12月補正で計上させていただいております事業といたしましてこの時期に負担額が決定いたします県営事業に対する負担金や人事異動等に伴います給与費関連経費を計上させていただいたところでございます。 このような例年の経費に加えまして、新型コロナウイルス感染症対策といたしまして3回目のワクチン接種に係る経費や小中学校の感染症対策及び市の休館要請に協力いただいた指定管理者を支援するための経費を計上いたしておりますほか、本年8月の大雨による被害へ対応するための経費といたしまして、農作物の生産加工施設の再建・修繕等に対する補助金や急傾斜地、崖地の崩壊箇所の復旧・保全に要する経費及び土木施設の災害復旧費を計上いたしております。 また、ふるさと寄附金増加見込みに伴いましてふるさと寄附金推進費及び基金積立金を追加するとともにモーターボート競走事業の収益金を公共施設整備基金と響想のまちづくり基金へ積み立てることといたしております。 このほか、6月補正と9月補正に引き続きまして新型コロナウイルス感染症の影響によるイベントの中止などに伴います減額補正などを計上いたしております。 その結果、これは先議分も含めてでございますが、今回、補正額は58億8,960万1,000円となり、12月補正の予算規模といたしましては過去最大規模となったところでございます。こういった部分が今回の補正予算の特徴と捉えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長畔田浩貴君) 原議員のご質疑にお答えいたします。 私のほうには2項目ございました。 まず、1つ目のふるさと寄附金に関する寄附が伸びた要因についてのご指摘にお答えさせていただきます。 特に、今年度は、新規のポータルサイトを開設いたしたほか、既存のサイトにおいても、返礼品の充実、それから返礼品の見せ方などに改善を置いて取り組んでおったところです。本市の魅力ある産品のPRを心がけたということをやってまいりました。 また、近年は返礼品のみならず寄附金の活用事例も寄附先を決める大きな要因となっておりましたことから、市長にご出演いただき、寄附金活用事業広告動画を公開するとともに令和2年度に本市に対してご寄附いただいた方々に対しましてお礼のメールを送信したところでございます。 これらの取り組みが功を奏し、寄附額の増加につながったものというふうに捉えているところでございます。 次に2つ目の唐津市鳴神温泉ななのゆ条例の一部改正に関する改正の内容についてのご質疑でございました。 本件議案につきましては議員ご紹介の施設の利用促進を図るため条例を改正するものでございまして、内容は、3つ、大きく分けております。 1つ目は入館料を入湯料に改めるもの、2つ目は回数券料金に関する規定を改正するもの、3つ目はイベント料金に関する規定を廃止するものでございます。 1つ目の入館料を入湯料に改めるものでございますが、現在の条例では、施設を利用していただく場合、入湯するか否かにかかわらず施設入館と同時に入館料として料金が必要となります。 入湯せずに食事だけやお土産だけの購入を希望される利用者のニーズに応えられていない面がございましたので、今回の改正により、施設利用における利用者の利便性を高め、観光施設としての施設の利用促進を図るものでございます。 2つ目の回数券料金に関する規定の改正につきましては、類似施設と比べた是正が必要であったことから回数券料金の設定を改めるものでございますが、現在、10回分の額につき2回分の料金を割り引くタイプの制度をやっておりますが、改正により10回分の額につき2回分をプラスアルファでつけて変更するというようなことで施設利用回数の増加につなげるものでございます。 3つ目のイベント料金に関する規定の廃止につきましては、当該施設における利用料金運用の現状として、指定管理者が市と協議し、通常料金に関する規定の範囲内で実施されている現状がございますので、今回の改正により、条例上の規定を廃止し、自主事業や民間の活力を生かす形で施設の活性化につなげてまいりたいというふうに考えたところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) それでは、財政全般から再質疑をいたします。 先ほど今年度の特徴についてお話を伺いました。その一方で、この状況を見てみますと、例年12月に計上されている道路維持改良費、この平準化の予算がされていないみたいなんですけども、このことについて理由をお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 再質疑にお答えいたします。 道路維持改良費につきましては、平成24年度より12月議会におきまして、年度末から翌年度当初にかけて市道の適正な管理と年度当初に工事の発注量が減少するといったことから、工事発注の平準化を図るため、繰越しを前提とした補正予算を計上させていただいているところでございます。 しかしながら、今年度は8月の大雨により被害を受けました土木施設の災害復旧費が今回補正予算で計上させていただいている分を含めますと約12億円に上りますことから、職員側の執行体制や事業者側の受注可能量の観点を鑑み、今回は補正予算の形状の見送りをさせていただいたものでございます。 なお、近年では平成30年度に同様の措置を行わせていただいたところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) それでは、ふるさと寄附金について再質疑をいたします。 先ほどは唐津市が伸びている要因をお示しいただきました。3点ほどあったみたいです。 とはいえ、これからも他市との差別化というのを進めていく必要があると思うんですけども、その辺りの唐津市の取り組みをどのように行われているか、このことについてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長畔田浩貴君) 再質疑にお答えいたします。 昨年11月から、ふるさと寄附サイトふるなびの協力の下、美食体験型返礼品という企画を開始いたしました。 美食体験型返礼品、これにつきましては首都圏の有名なレストランにおいて唐津産食材をふんだんに使用したコース料理を提供するものでございまして、肉や魚など寄附者に送るものを返礼品とするタイプから、唐津に来て体験いただくこと、そういう物事を返礼品から選んでいくということから一歩進んで首都圏にいながら唐津をご堪能いただける返礼品という内容のものでございます。 当初1店舗からスタートしたこの企画は本年11月末時点で73店舗までに拡大いたしまして、全国1位の店舗数を誇るにまで至っております。これも、ひとえに、唐津の海の幸や山の幸、豊富な唐津の食材のポテンシャルの高さを首都圏の一流シェフに認めていただいた結果だというふうに捉えているところでございます。 コロナ禍で移動が制限され、営業活動もままならない中、首都圏にいながらで唐津の食材を堪能できるこの企画は商品PRの面でも大変ありがたく、唐津産品の流通にも一役買っているところだというふうに捉えております。 このように美食体験型返礼品をきっかけにレストラン通常メニューへの食材取引も期待できることから、今後も店舗数を順次拡大し、唐津産品の認知度向上流通量拡大に寄与できるよう、ほかの自治体との区別化を図りながら、サイト担当者とも連携を強化し、情報発信に努めてまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) 唐津の食材を東京のほうに送って東京のほうで料理をしていただいて堪能していただくという新しい取り組みのようで、この取り組みは、今まで返礼品事業者になりにくかった一次産業の方々、そういった方々もなり得るすごくいい仕組みなのかなと思っております。 いろんな取り組みをされていらっしゃった中でこういったふるさと寄附金の額が上がってきたのは理解できたんですけども、一方で、今、県内他市に目を移すといろいろなふるさと納税に関してのトラブルというのが紙面をにぎわせています。 そこで、唐津市の中で今どのように対応されているか。一時期、唐津市も総務省からの指摘というのを受けてきたと思います。その指摘を受けて、最近、そういったトラブルがあるのか、または、それ以降、総務省からの指摘等があるのか、このことについてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長畔田浩貴君) 再質疑にお答えいたします。 返礼品のトラブルに関するご指摘でございました。 唐津市では、議員ご紹介のありました、一度、イエローカードを頂いているところでございまして、そのときには総務省が定めたルールを少し逸脱したというところをご指摘いただいたということで、それ以降、総務省が定めたルールに厳正に従っております。 当然、総務省が定めております地場産品の基準、それから経費の基準、ふるさと寄附に関する各種ルールを慎重に担当者がチェックし、そして事業者の方々にもご理解いただいた上で受入体制を整えているところでございます。 特に返礼品に関する経費、それから在庫設定の確認作業、いわゆる寄附を頂きながら返礼品の送付ができない、こういったことも在庫とのバランスがあると思います。こういった確認作業を職員がシビアに行っておることから他市のような事例は起こり得ないというふうに認識しているところでございます。 このようにふるさと寄附金受入業務を誠実に履行していることもありまして、平成元年の制度改正以来、総務省からの指導は受けていない状況となっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員
    ◆9番(原雄一郎君) あれ以来、指摘は受けていないというところで一安心したところなんですけども、そういったところは少し気をつけて進めていただきたいと思っております。 それでは、議案第137号、唐津市鳴神温泉ななのゆ条例の一部を改正する条例制定について再質疑をいたします。 先ほどは改正の内容をお伺いいたしました。 では、もう一点、今の利用者数の推移、それと経営状況がどのようになっているかについてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 ななのゆにおきます利用者数や経営状況の推移等を平成30年から令和2年度の3カ年で申し上げさせていただきたいと思います。 平成30年度の利用者数は16万5,073人でございました。売上額が1億5,522万6,449円、当期純損失は、損失でございますが、434万989円です。令和元年度の利用者数は15万3,450人、売上額1億4,265万2,064円、当期純損失は677万4,694円、令和2年度の利用者数は9万2,981人、売上額は8,153万5,884円、当期純損失は1,608万2,612円になっているところでございます。 当該施設につきましては、平成14年6月に施設がオープンして以降、利用者数も一定確保でき、黒字決算を継続しておりましたが、利用者数の減少等により平成29年度以降は赤字決算となっており、加えて新型コロナウイルスの影響が出た令和元年度末からは入館者数・売上げとも大幅な減少になったところでございます。 なお、令和3年度につきましては、新型コロナウイルス対策として施設を8月中旬から9月中旬まで休館しておりましたが、休館明けから徐々に利用状況も回復し、新型コロナウイルスによる影響が発生する以前の令和元年の同月と比較しまして10月で82.9%にまで戻っております。 11月では87.5%と、幾分、回復の兆しがありますが、今後、同様の比率で推移しますと年間11万人ぐらいの入館者数の見込みだというふうに捉えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) 利用者数の増減と売上げについてお伺いいたしました。かなり減ってきている状況のようで、コロナを差し引いてもなかなか厳しい状況なのかなというのが見てとれます。 では、今回の改正によって利用促進を図った場合に収益改善がどのように効果があるのか、このことについてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 今回の改正を行いましたことで得られる期待される収益改善としましては、指定管理者の令和4年度におきます収支改善計画に反映させますと、入館料を入湯料に改正することで年間37万8,000円の収入増、回数券に関する改正により65万5,500円の収入増につながり、合計103万3,500円ほどの収益改善が見込まれるというふうに捉えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) 合計103万円ほどの収益改善が見込まれるということでした。これは、先ほどの売上げが落ちてきている額、数千万円、一番ピークのときに比べてもそうですし、例年、落ちてきていますよね。焼け石に水じゃないですか。 その中で、今回、利用料金、施設料金の在り方ということについてお伺いしたいんですけども、今回、料金改定については触れられていないです。今回、施設利用の在り方について、担当課としてどのように思われているか、考えていらっしゃるかについてまずお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 一般的には観光施設全体に及んでは外貨を獲得することでございますから、当然、いろんなライバルの類似施設との比較をしながらそれに見合う料金とサービスを提供していくべきであるというふうに捉えております。 中でも、ななのゆにおきましては、料金改定という点では、平成14年6月の施設オープン以降、基本的な改定は行っていない状況でございまして、平成26年の4月と令和元年の10月の消費税率の改正により料金調整のために改正を行ったのみでございまして、結果、入館料につきましては、大人1人、昼間でございますが、利用の料金は、オープン当初は500円でございましたが、現在は520円というふうな状況になったままでございます。 一方、先ほど申しましたとおり、現在、唐津市内には民間を含む7つの温泉施設がございまして、その料金を調査してみますと、ななのゆを除いた6施設の平均が778円となっておりまして、250円ほどの市内の相場よりも安い料金設定になっているというところでございます。 福祉目的など、ほかの公共施設に比べまして、先ほど申し上げたとおり観光施設を指定管理者に任せる場合は市民のサービス向上に十分配慮した施設運営はもちろんでございますが、競争原理の中で民間活力を十分に発揮できるよう、運営環境を整え、周辺の民間類似施設の料金体系なども十分に考慮した使用料金を設定していくこともある程度必要であるというふうに認識しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) その中で、今回、改定されなかった理由があればお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 先ほど来、施設の民間活力を最大限に発揮させるということでそういうスタンスで臨んできておりますが、今回、料金体系につきましては全庁的に施設の使用料の見直しとして受益者負担金の適正化の方針策定が進められているという状況でもございました。 そういう状況下でこの施設単独だけをそういう統一した考えの下で調整するのは時間的余裕がなく、今回、ななのゆにおいては料金を改定することを見送り、先ほどの3つの改正で少しでも利用促進を図ろうということでご提案させていただいたというところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) 先ほど来、部長がおっしゃっているようにサービスであったり、他者との競合等をやっていく中で全庁的に統一して話を進めないといけないというのは少し矛盾しているような気がしますけども、そういったふうに、今回は観光施設であり、お客様を相手にしていくという中ではもっと柔軟な対応というのを考えるべきじゃないかと思うんですけども、その辺りを今後考えられる余地というのはあるんですか。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 基本的には方向として先ほど申し上げたとおりでございますが、今回、こういうことに至りました。ただ、特に、ななのゆ、温泉施設は民間移譲も含めたところで視野に入れております。 何度も申し上げますけども、民間活力を最大限発揮させて施設を有効に活性化させていくためには、先ほど申し上げた全庁的な方針を踏まえながらではありますけども、他市の事例を比べ、それから類似施設とも比較して何とか民間活力が十分に発揮できるような環境の整備を整えてまいりたいというふうに考えております。 今回の条例改正の中でもいろいろ検討した中では施設使用料を金額としては明記せずに考え方を文言の中に条例でうたい込むといった事例もございました。この辺りも本市としては導入することができないか検討する余地もありますし、こういったことを早期に図り、民間活用を最大限に発揮できるよう、できるだけ民間の方の縛りを少なくするような受入体制を引き続き研究してまいりたいというふうに今のところ考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) 確認なんですけども、今、条例でたしか料金をうたわないといけないというふうに決まっていますよね。その中で、先ほど部長がおっしゃったように料金の設定の仕方を例えば規則等で定めるという文言だけにしておいて後は規則の中で流動的に変えていくというやり方はできるんですか。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 私どもが今調査した中での認識の中では地方自治法上の使用料として当然金額を定める場合は条例本文の中に規定するという必要があると捉えていますが、先ほど私がご紹介したのは、佐賀県の条例の中には金額を例示しないやり方がございました。 佐賀県ができて唐津市ができないということもありませんが、この辺りは研究の余地があるというふうに捉えておりますので、条例の中で金額を例示していない事例があるとすればそれがなぜできたかということを含めて研究してまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) そういった方法があるのであればぜひ進めていただいて、うまく流動的に施設の管理者の方が変えられるようにしていただきたいんですけども、この項の最後の質疑にしたいと思うんですけども、先ほど来おっしゃっています全庁的な調整とか、あとは類似施設の確認等のお話が出ていました。 仮に先ほどおっしゃったように規則のほうで変えることができるとしても、それを結局変えるのは、ほかの類似施設と合わせなきゃいけない、もしくは全庁的に何かをそろえなきゃいけないとなるとかなりスピード感が落ちると思うんですよね。今の改定、おっしゃったのは、いつぐらいまでにこういったのを決めていこうというふうに思っていらっしゃるか、お示しください。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 役所の中の「研究します」というのはごくあることで、長くなるというご心配もあるかと存じますが、ななのゆに関しましては、先ほど答弁でも触れさせていただきましたが、民間移譲の方向性を定めようとしております。 それから、指定期間の期間がございます。あと、年度でいいますと、本年度を入れますと3カ年度でございます。当然、この年度内の方向の中で一定の答えを出すと。 そして、それを、当然、料金であれば周知する期間がございますので、それに見合うためにはスピード感を持ってやらなければいけない課題だというふうに捉えています。 いつまでにということは具体的には申し上げにくいところですが、あと2カ年度で指定期間が満了します。この期間までには答えを出さなければいけないというふうに捉えておりますので、間に合うよう対応を図ってまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) 遅くないですか。恐らく2年間は民間の方は待てないと思います。特に、今、コロナというところが延びてきてもおりますし、観光地経営戦略プランにしても、毎年、例年、ちょこちょこ見直しはされていらっしゃると思うんです。 そういう中で民間の活力を活用していこうという中であと2年待ってくださいというのは遅いと思うんですけども、このことについていかがお考えか、お示しください。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長畔田浩貴君) 再質問にお答えします。 確かに、2年度までにといいますか、当然、手続上、早めにして、周知期間もありますので、そういう意味で2カ年というふうに申し上げましたが、当然、ご指摘のとおり、民間の現場を運営されている方々、先ほど3カ年の運営状況も例示したとおり、運営管理者としては一日も早く運営をいい状態にしたいという思いを私どもも受けております。 そういう点ではスピード感を持ってやらせていただきますので、できるだけ早い時期に改善できるよう努力してまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 原雄一郎議員。 ◆9番(原雄一郎君) 今までの時代的なところでいって行政がされるところは全体的な統一感であったり類似施設等のいろんな理由があると思うんですけども、今の時代でしていく中ではそういった流動性というのをすごく重要視してスピード感を重要視するべきじゃないかと思います。 以上で私の議案質疑を終わります。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) 3番、志政会、宮原辰海です。 今会議に提出されました議案第120号、令和3年度唐津市一般会計補正予算のうち土木費から1項目、議案第140号、唐津市過疎地域持続的発展計画の策定について質疑をさせていただきます。 まず、1回目の質疑ですが、土木費のうち、県営港湾事業負担金について、重要港湾唐津港と地方港湾呼子港、それぞれについて事業内容と進捗状況についてお尋ねいたします。 次に、唐津市過疎地域持続的発展計画について、策定に至るまでの流れについてお尋ねいたします。 これで1回目の質疑といたします。よろしくお願いします。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 宮原議員のご質疑にお答えいたします。 現在、佐賀県による整備が予定されております唐津港と呼子港の県営港湾事業といたしましては、港湾環境整備事業、港湾整備交付金事業、地方港湾改修事業がございます。 まず、港湾環境整備事業につきましては、これまで物流空間としてあった港湾を人々が集う人流空間としての機能を併せ持つ港湾として整備するもので、唐津港におきましては東港地区の緑地の整備が行われております。 今年度につきましては、事業費1,400万円で西唐津公民館の整備に合わせたレンガブロック舗装と芝生広場の概略設計が予定されており、唐津市の負担金は280万円となっております。 港湾整備交付金事業につきましては、主に老朽化した港湾施設の長寿命化を図るもので、唐津港におきましては既設岸壁などの改修が行われております。今年度は事業費3,900万円で水産ふ頭地区水産2号岸壁の補修工事が予定されております。唐津市の負担金は650万円となっております。 また、地方港湾改修事業につきましては、呼子港先方地区におきまして緑地などの整備が予定されております。今年度は事業費4億2,800万円で調査設計と護岸工事が予定されており、唐津市の負担金は7,160万円となっております。 そのほか、デザイン専門家会議運営費につきましては事業費34万9,000円で会議の開催が予定されておりまして、唐津市の負担金は17万4,000円となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) 宮原議員のご質疑にお答えいたします。 唐津市過疎地域持続的発展計画の策定に至るまでの流れについてでございますが、過疎対策に係る国や県の動きを交えてご説明いたします。 過疎対策は、昭和45年以来、4次にわたり議員立法として制定された過疎対策立法の下で各種の対策が講じられてまいりましたが、平成22年制定の過疎地域自立促進特別措置法が令和2年度末で期限を迎えたため、過疎地域の自立に向け、過疎地域における持続可能な地域社会の形成及び地域資源等を活用した地域活力のさらなる向上の実現を目指して本年4月1日に新たに過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法が施行されました。 この法律の施行に伴う各種通知が4月1日付で国から発出され、その後、4月12日に県内市町向けに佐賀県主催の担当者会議が開催されたところでございます。これを受けまして本市における過疎計画を12月議会に上程することを目的に計画策定に取り組むことといたしました。 なお、今回の特別措置法の制定によりまして、過疎地域とする要件に満たす区域が、相知町、肥前町、鎮西町、呼子町及び七山の5区域に加えまして、今回、厳木町が追加指定されたところでございます。 事務作業といたしましては、4月から5月にかけ、市の各種計画と整合を図りながら計画案を市政戦略課で作成いたしまして、6月に庁内各課に所管事務の事項の確認などを行った後、7月に佐賀県へ事前協議を行っております。 これと並行いたしまして、7月下旬から8月下旬にかけて過疎地域の各市民センターを通じまして行政連絡員会議または区長様や自治会長様へご意見を伺っております。 そして、9月1日に事前協議の内容に異議がない旨の回答が佐賀県より届きましたので、その後、パブリックコメントを経まして今議会に上程させていただいたところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) それでは、県営港湾事業負担金、唐津港について再質疑を行います。 負担率2分の1で17万4,000円が計上されています。このデザイン専門家会議運営費についてお尋ねいたします。 専門家会議の役割と取り組み、また構成メンバーについてお示しください。併せまして、デザイン専門家会議が今までどのような提案をなされてきたのか、お尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 デザイン専門家会議は唐津港地域における公共事業等のプロジェクトについて専門家の見地から唐津港地域にふさわしい良好な景観形成やにぎわいの創出を図るための地域デザイン及び施設デザインのアドバイスを受けるために平成18年に佐賀県が設置したものでございまして、構成メンバーは、土木、景観、建築、ランドスケープ、照明、都市経営の各分野の専門家委員と地元市民の地域代表委員及び国、県、市の行政関係委員の12名で構成されております。 事務局は佐賀県の港湾課が担当しているところでございます。 デザイン専門家会議は地元地域が主体となって唐津港を核とした港町づくりや唐津港の将来像について議論する唐津みなとまちづくり懇話会の下部組織であり、懇話会から依頼されたプロジェクトについて専門家の見地から説明やアドバイスをするためにデザインの検討を行う会議となっております。 その検討結果におきましては、懇話会において十分な調整を踏まえまして審議を行い、承認された案件につきましては事業実施主体に提案を行っているところでございます。 提案された内容につきましては、デザインを統一し、唐津港地域にふさわしい良好な景観形成やにぎわいを創出したいという思いで提案を行っているものでありまして、法的な拘束力を持つものではございません。 また、デザイン専門家会議につきましては個別の事業の進捗に応じまして案件が生じたときに適宜開催されることとなっております。 これまでに、水産ふ頭地区の建物改修につきましては建物の外装色の統一、臨港道路水産ふ頭線につきましては東港地区と水産ふ頭地区を結ぶ道路として緑地との調和の取れたデザインの提案、耐震岸壁の舗装につきましてはクルーズ船寄港のふ頭としてふさわしい舗装デザイン、また水辺の安全施設につきましては転落防止柵及びベンチのデザイン提案等を行っていただいております。 港湾合同庁舎及び西唐津公民館の移転に伴う整備につきましては緑地に調和した建物となるような提案を各事業者に対して行っておりまして、それぞれの事業者は提案内容を取り入れた整備に努めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) 唐津東港一帯の緑地広場はみなとオアシスに指定されています。たしか唐津港はみなとオアシスとして平成19年4月に大分港や鹿児島港と一緒に九州で第1号に指定されていたはずです。 唐津みなとづくり懇話会も様々な課題整理に携わってあるようですが、全体整備のイメージとしてのグランドデザインはいつ頃に完成するのでしょうか。お尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 東港緑地広場一帯の整備計画を含みます唐津港のグランドデザインの策定状況でございますが、これまでにおおよその取りまとめ作業を終えておりますが、臨港道路の法線計画などの検討がまだ現在残っております。策定が遅れている状況でございます。 東港地区やその周辺部におきましては、耐震強化岸壁の供用開始、クルーズ船や貨物船の利用開始、合同庁舎の完成などいろいろな環境変化もありまして現状に合わせた計画の見直しも必要になっていることから平成29年度に懇話会の下部組織として唐津みなとまちづくり基本計画会議を再度立ち上げまして現在も取りまとめ作業を進めているところでございます。 みなとオアシスとして登録されております東港緑地広場一帯が憩いや交流の空間として多くの方々に行ってみたいと思われる場所にするためにも港の立場から唐津港の将来構想を描くグランドデザインはなるべく早く皆様にお示しすべきものと認識しております。 引き続き唐津みなとまちづくり基本計画会議での議論を踏まえまして早期完成に向けて佐賀県及び関係者との調整に取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) コロナ禍が終息した暁にはたくさんのクルーズ船や貨物船の利用が期待できます。みなとオアシス九州第1号として他県の港湾整備に遅れないよう事業を進めていただきたいと思います。 それでは、県営港湾事業負担金、呼子港について再質疑を行います。 呼子港の県営整備事業に関しましては平成元年度の呼子港コースタルリゾート開発計画の策定に始まりますが、公共事業評価監視委員会の答申によって改修事業が一旦中止されていました。 今回といいますか、令和2年度から令和6年度事業として5カ年のⅡ期事業が過疎対策事業債を利用されて始まりましたが、地方港湾改修事業緑地(用地)の目的についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 呼子地区につきましては平地が少なく、今後、地域を活性化させるためにはイベントスペースの確保や交通混雑の緩和が課題となっております。 地方港湾改修事業は呼子港のさらなる地域活性化を図るための事業といたしまして港湾を訪れた方や地域の方々の憩いや交流の場となる緑地を整備することとしており、先方地区の公有水面を埋め立てることで必要な用地を確保するものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) 当初の事業計画から規模を縮小してまでも公有水面を埋め立てて用地を確保する、中断していた事業を進める効果を唐津市としてどのように考えてあるのか、お尋ねいたします。 併せまして、この項の最後の質疑になりますが、呼子港整備事業の今後の事業計画とスケジュールについてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 本事業につきましては、駐車場を備えた港湾緑地を整備することで県内の観光振興につながるなど地元の期待も非常に大きい事業であることから佐賀県にて令和2年度から新規事業化が図られたものでございます。本市といたしましても事業を進める効果が十分にあるものと判断しております。 今後も緑地を整備する計画となっておりまして、スケジュール的には令和6年度には完了する見込みとなっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) 特定財源として過疎対策事業債の活用には私自身も大変関心を持っているところであります。交流人口の増加と地域活性化が大いに図られますことを期待しまして次の質疑に移らせていただきます。 唐津市過疎地域持続的発展計画の策定について再質疑を行います。 前回の平成22年過疎地域自立促進計画の際は新たにソフト事業にも拡充されたということで市民協働により地域が活性化したものと理解しております。今回の計画策定に当たり、過疎のそれぞれの地域から、どのような声や要望、意見があったのか、お尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) 再質疑にお答えいたします。 前回の過疎地域自立促進計画を策定いたしました平成22年当時は旧市町村単位で設置されておりました地域審議会においてご意見をお伺いしたところでございますが、この地域審議会は平成26年12月に廃止しておりますので、今回はさきに申しましたように7月下旬から8月下旬にかけまして過疎地域の対象となっている市民センターを通じて行政連絡員会議または区長様や自治会長様へご意見を伺ったところでございます。 内容といたしましては、過疎対策事業債といった計画に関する制度についてのご質問はございましたが、計画案に関するご意見はございませんでした。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) 次に、今回の計画に関して実施されたパブリックコメントではどのような意見があったのか、主なもので構いませんので、お示しください。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 今回の過疎計画につきましては、9月10日から10月9日にかけてパブリックコメントを実施いたしましたところ、1名の方よりご意見を頂戴いたしました。 ご意見といたしましては、例えば公営住宅の整備という記述の前に「ユニバーサルデザインに配慮する」もしくは「UD・バリアフリー化推進」といった文言を追加してはどうかというご意見や「障害者福祉」は「障害者(児)福祉」に改めるべきといった表記や表現に関するご意見を頂いたところでございます。 頂いたご意見を検討いたしまして、改めるべきと判断したところは修正いたしまして、今回、議案としてご提案いたしております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) 最後の質疑になりますが、総合計画と比較した過疎計画の位置づけについてお尋ねいたします。 前回の過疎地域自立促進計画に係る平成22年12月定例市議会議案質疑での企画経営部長の答弁ですが、「この過疎計画には過疎地域の振興や自立促進のために効果が期待できる事業を実は広範囲に掲載しておりまして、全てがこの事業計画内に実施することをお約束するものではございませんので、総合計画と調整を図りながら必要性の高いものから」とありました。 基本的な考え方で構いませんので、前回と方針や考え方が変わっていないのか、改めてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 前計画と方針や考え方が変わったのかというお尋ねでございました。 過疎法の目的や計画の目的といった面から見ますと、前回は、過疎地域の自立促進を図ることによって、住民福祉の向上、雇用の増大、地域格差の是正、美しく風格ある国土の形成に寄与することを目指しておりましたが、今回の法律では過疎地域の持続的発展を支援することによって、住民福祉の向上、雇用の増大、地域格差の是正、美しく風格ある国土の形成に加えまして人材の確保及び育成に寄与することを目的とされております。 自立促進から持続的発展へと見直されているところでございますが、市として過疎地域に対する支援や基本的なスタンス等は変わらないものと考えております。 平成22年12月議会での答弁と比べますと過疎地域の自立促進から持続的発展を図るためと目的は変わっているものの、その効果が期待できる事業を広範囲に掲載している点や全ての事業を計画期間内に実施するものではないという点については前回と変更はございません。この点につきましては市の最上位計画である総合計画との調整を図りながら実施していくことになろうかと存じます。 また、過疎計画中の事業計画に掲げた事業につきましては、法に定める支援措置といたしまして、過疎対策事業債、いわゆる過疎債の発行が可能となるわけでございますが、他の起債に比べ有利な交付税措置が設定されているとはいえ、借金でございますので、必要性の高いものから、特にソフト事業につきましては過疎債の発行の限度額がございますので、こういったことを勘案しながら事業を実施していく必要があることも変わりはございません。 いずれにいたしましても、新たに加わった厳木町を含む過疎地域における条件不利性の克服のほか、住民の方々の安心な暮らしの確保、そして地域の豊かな個性を伸ばし、地域資源を生かした内発的発展を目指すことにより過疎地域の将来の人口減少率の緩和を図る事業や取り組みを実施してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宮原辰海議員。 ◆3番(宮原辰海君) 今年9月にお亡くなりになられました井上常憲県議が唐津市議会議員当時の質疑の中で「厳木町も発電所があるだけで実態は過疎そのものです。私たち過疎地域に生きる者にとっては過疎計画は財源保障のバイブルみたいなものです」と言われておりました。 今回の特別措置法改正では厳木は晴れて名実ともに過疎地域に指定されました。          (発言する者あり) ◆3番(宮原辰海君) 過疎対策事業債が借金であることは十分に承知しております。その過疎地域の住民にとって今何が必要なのかを地域住民と一緒になって考えて交流人口の増加と地域活性化のために行政の積極的な後押しを重ねてお願いいたしまして私の議案質疑を終わります。ありがとうございました。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 4番、志政会、久保美樹です。 今回、提出されました議案のうち、議案第120号、令和3年度唐津市一般会計補正予算の中から、民生費1項目、児童福祉総務事務費について、衛生費1項目、保健衛生総務事務費について、教育費より1項目、小学校・中学校感染症対策等事業費について、議案第121号、令和3年度唐津市国民健康保険特別会計補正予算より1項目、一般会計繰出金について、以上4項目についての質疑を行います。 1項目め、児童福祉総務事務費について、まず今回改正されました児童手当法の改正内容についてお尋ねいたします。 次に、2項目め、保健衛生総務事務費について、まず本市において実施されているがん検診の受診状況についてどの程度把握されているのかについてお尋ねいたします。 3項目め、小学校・中学校感染対策等事業費については、まず、昨年度、全ての小中学校に配付された飛沫防止ガードやフェースシールド等の利用状況については、9月議会の一般質問で、6月に行われたアンケートでは、利用していない学校が、飛沫防止ガードで9校、全体の17%、フェースシールドについては18校で全体の34%とのことでございましたが、感染者が拡大した9月半ば以降また幸いにも感染者数のゼロが続いている今現在での利用状況について、またその効果についてどのようになっているのか、お尋ねいたします。 最後に、令和3年度唐津市国民健康保険特別会計の中からの一般会計繰出金について、まず一般会計事務費で実施された国民健康保険の健康増進や医療費の適正化に係る取り組みとございますが、このことについての概要についてお尋ねいたします。 以上、1回目の質疑といたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 久保議員のご質疑にお答えいたします。 2項目ございました。 1項目め、児童福祉総務事務費でございます。 児童手当法の改正内容でございます。 児童手当は、次代の社会を担う児童の健やかな成長に資するため、中学校卒業までの児童の養育者に支給するものでございます。 支給額は、3歳未満の児童に月額1万5,000円、3歳以上小学校修了前までの児童に月額1万円、第3子以降は1万5,000円となっております。中学生は一律1万円となっておりますが、児童手当受給者の扶養親族等の人数に応じた所得制限限度額が設定されておりまして、主たる生計維持者の所得が所得制限限度額以上の場合は、本来の支給額でなく、1人につき一律月額5,000円の特例給付が支給されております。 今回の児童手当法一部改正においては令和4年10月支給分から特例給付の受給者のうち一定以上の所得がある場合は特例給付の対象外とされるものとなっているものでございます。 次に、2項目め、保健衛生総務事務費でございます。 がん検診の受診率でございました。 本市が実施しているがん検診の受診状況でございますが、まず令和2年度受診者数については、胃がん健診2,886人、肺がん検診5,191人、大腸がん検診5,756人、子宮がん検診7,040人、乳がん検診2,565人となっております。 また、受診率でございますが、国が推奨している対象年齢で算出した率でございますが、胃がん検診7%、肺がん検診7.5%、大腸がん検診8.6%、子宮がん検診26.7%、乳がん検診16.3%となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 小学校・中学校感染症対策等事業費について久保議員のご質疑にお答えいたします。 アンケート集計後に利用していないと回答があった学校については、感染が拡大している状況下では、飛沫防止ガードは、マスクと比較しますと感染防止効果は劣るものの、一定の防止効果があり、マスクと併用することで、大変、感染防止には有効でありますので、使用するよう指導いたしました。 8月から9月にかけての感染拡大した時期について、特に9月6日からの学校再開時からは全ての学校で常時使用を行っております。 現在、感染が落ち着いている状況ですので、学校の状況に応じて学校長の判断で使用を行っております。ただし、給食の時間は全ての学校で飛沫防止ガードを活用しているところでございます。 飛沫防止ガードの効果につきましては、本年8月から11月頃にかけての蔓延時期に本市の児童生徒にも陽性者が出ておりますが、ほとんどのケースで保健所から飛沫防止ガードをしているのでクラス全員が濃厚接触者には当たらないとして少人数のPCR検査で済みましたので、学級閉鎖などをすることもなく学習活動を継続できたという事例がございました。また、PCR検査の結果が出るまでの1日から2日間の学級閉鎖で済むことができた事例もございます。 その後も学校内での感染も起きておりませんので、マスクと併用することで感染防止効果を高めることができるというふうに認識しております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 久保議員のご質疑にお答えいたします。 国民健康保険特別会計から一般会計への繰出金の概要についてでございます。 一般会計におきまして従前から取り組まれております30代健診と婦人の健康診査事業及び乳幼児から高齢者を対象にした歯科保健指導事業がございますが、これらの事業のうち国保の被保険者に係る経費に対して国民健康保険特別会計からのほうから一般会計へ繰出しを行うものでございます。 繰出金の財源につきましては保険者努力支援制度における交付金を見込んでおりまして、この制度は医療費の適正化や保険料収納率の向上など国保財政の健全化につながる対策に取り組んだり、成果を上げた都道府県と市町村により多く財政支援を行うことで取り組みを促す制度として平成30年度から本格実施されているものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) それでは、児童福祉総務事務費から再質疑を行います。 ここ数年間の申請時の出生数と児童数の推移について、また本市における今回の制度改正の影響で特別給付の対象外となられる方はどの程度なのか、また事業費についてはどの程度の減額が見込まれるのかについてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 改正による影響でございます。 児童手当の対象児童数の直近の推移を申し上げますと、令和元年度が1万5,744人、うち新生児が868人、令和2年度が1万5,294人、うち新生児が856人となっております。 また、今回の改正により特例給付の対象外とされる例を申し上げますと、受給者の所得額が、扶養親族2人の場合は934万円以上、3人の場合は972万円以上、4人ですと1,010万円以上の方が対象外となるものでございます。 本市において今回の改正による影響を受ける特例給付の対象外となると思われるのは、特例給付受給者、10月時点で250人おられますが、そのうち約24%に当たる60人で、児童数で100人と見込んでおります。これにより令和4年度では約400万円、令和5年度以降は約600万円程度の事業費減となる見込みでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) それでは、この項の最後の質疑になります。 今回、受給対象外となられる方については制度改正に関する周知はどのように行われるのでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 周知方法でございます。 今回の制度改正についての周知につきましては、市報や行政放送などによる周知、あと中学生までの児童を養育されている受給者には個別に案内させていただき、周知に努めたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) それでは、次に保健衛生総務事務費についての再質疑を行います。 現在、使用している市民の健康管理システムについて、また今回どのような改修が行われるのかについてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 健康管理システムの改修内容でございます。 まず、現在、使用しております健康管理システムでございますが、子供から高齢者までの全市民の健診の受診状況及び結果、予防接種履歴、保健指導内容などの情報をシステムで管理し、保健事業を展開しているところでございます。 今回のシステム改修につきましては、健康増進法の一部改正及び令和3年8月に厚生労働省から出された検診結果の利活用に向けた情報標準化整備事業の実施要綱に基づくもので、住民の転入・転出に際し、自治体間で検診結果の情報連携を可能とするために行うものでございます。 システムの改修内容は大きく2つございまして、まず1つ目は健康診査等を委託している実施機関から提出される結果を国が定める標準的な電磁記録の形式によって受け取ることができるようになるものでございます。 2つ目に、検診情報について、マイナンバー制度を活用し、マイナポータルでの閲覧や市町村間での情報連携を開始するため、自治体の中間サーバーに検診の情報を登録することができるよう整備するものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) それでは、今回の検診結果の利活用に向けた情報標準化整備事業としてのシステム改修を行うということでございますが、これによりどのような効果が期待できるのでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 まず、システムの改修を行うことによりまして市町村が行っております健康増進事業に関して自治体間での住民の検診結果等の情報連携が可能となり、住民が転入・転出された際に市が住民の過去の検診結果等の情報を把握することにより、適切な保健指導や受診勧奨を行い、疾病を早期に発見し、早期治療につなげることができると考えております。 なお、今回、健康増進事業の対象となる検診の種類は、胃がん、大腸がん、肺がん、子宮がん、乳がん、歯周疾患健診、骨粗しょう症検診、肝炎ウイルス検診となっております。 また、マイナポータルで自分の検診結果を確認できることで個人の健康状態等を本人が把握することができ、日常生活の改善や健康増進につながるものと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) それでは、この項の最後の質疑になります。 がん検診の受診率向上のために本市としてはどのような取り組みをされているのでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 がん検診の受診率向上に向けた取り組みでございますが、まず、毎年、年度初めに検診申込書と案内通知を送付しております。受診できる検診内容や日程表を個人に通知することは検診の意識づけとなっており、受診者増につながると考えております。 また、毎月発行の保健だよりにより日程掲載を行うなどで周知を図っているところでございます。 次に検診体制ですが、唐津市保健センターで実施している集団検診におきましては検診車が6台配備できますので、バスで実施する胃がん、肺がん、乳がん、子宮がん、骨粗しょう症検診など特定検診と同時に受診できる体制また女性のみの検診であります乳がんや子宮がん検診が受診しやすいような女性のみの検診日を設けるなどして受診者増に努めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) それでは、3項目めの小学校・中学校感染症対策等事務費についての再質疑を行います。 前回のアンケートの結果報告とはタイムラグがあり、感染が拡大した8月から9月には全ての学校において飛沫防止ガードを常時使用しているとのことでございまして、その後の感染防止効果につながっているとのことでございました。 それでは、本年3月議会で議決された感染症対策等事業費の執行率についてお尋ねいたします。 また、それによりどのようなものを購入されているのか、その購入品目については各学校独自の判断に任せられたのかについてお尋ねいたします。
    ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 再質疑にお答えします。 11月末現在の執行率は、小学校が86%、中学校が94%、全体では89%となっております。 また、購入物品の内容でございますが、備品では、滅菌機、サーマルカメラ、空気清浄機、パルスオキシメーターなど、それから、消耗品費では、飛沫防止ガードの買替え分、消毒液、ディスペンサー、ハンドソープ、プリント用紙、ウェブカメラ、それからイヤホンとマイクが一体となっておりますヘッドセットなどが多く購入されております。 また、この購入につきましては学校の判断で購入していただいております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) それでは、今回の事業費ですが、各小中学校への予算配分についてはどのようになっているのでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 再質疑にお答えします。 今回、提出しております追加予算は既存予算の増額でございますので、既決予算と同様に、全額、各学校へ規模別に配当するものでございます。 配当額は、国の補助要領に従い、児童生徒数300名以下の学校41校に10万円ずつ、301名以上500名以下の学校8校に15万円ずつ、501名以上の学校4校に20万ずつとなります。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 300名以下の学校につきましては10万円、つまり児童または生徒数が5名程度でも10万円、300名でも10万円ということでございますね。ちょっと理解に苦しむところです。 それでは、今回の補正予算で購入される予定の物品ですが、どのようなものを予定されておりますでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 再質疑にお答えします。 今回、提出しております予算の財源は国の補助金が5割と臨時交付金が5割となっておりまして、国の補助金が繰越予算となっている都合上、今年度中に執行を完了しなければならないものでございます。 したがいまして、発注から納品が早い単価契約などの消耗品で、ハンドソープや消毒液、ペーパータオルなどの感染症対策用品やプリント用紙やトナーなどの学習保障用品のほか飛沫防止ガードなどの買替えを想定しております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 現在の状況ではひとまず落ち着きの様子が続いておりますが、連日、メディアではオミクロン株などの変異株等による新たな感染拡大が懸念されており、今後、第6波や第7波などの到来に備えて来年度の予算の中にそのときの対応を見込んだ予算編成はなされているのでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 再質疑にお答えします。 来年度予算の対応でございますが、現在のところ、国の補助事業が示されておりませんので、示され次第、対応したいと考えております。 現時点での来年度の感染症対策の予算につきましては、昨年度と同様にまずは通常予算での対応を行い、不足する場合は予備費や補正予算での対応を考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) それでは、この項の最後の質疑になります。 9月半ばの児童生徒から感染者が連日確認されたことについて家族間での感染もあったものと考えられます。 文部科学省の学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル~「学校の新しい生活様式」~2021年11月22日版では第1章の6に家庭との連携の中に児童生徒等の感染経路については多くの学校種で家庭内感染が最も高い割合となっています。「このため、学校内での感染拡大を防ぐためには、何よりも外からウイルスを持ち込まないことが重要であり、このためには各家庭の協力が不可欠です」とあります。 それにつきまして、新たに保護者に対して感染拡大防止に向けた新たな指導や通達などは行われたのでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 再質疑にお答えします。 感染者が確認された場合には当該学校の保護者に対しまして一斉メール等でさらなる注意喚起をお願いしているところでございます。 内容的には、当該校における感染状況の報告と各家庭でのマスク着用、手洗い、うがいなどの一層の感染対策をお願いすること、風邪や発熱等の症状がある場合は登校を控え、病院受診を行うこと、また受診の際に医師に学校で感染者が出たことを伝えることなど、通知及びお願いを行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 感染防止対策につきましても、先ほどの文科省の「新しい生活様式」の中に「また、変異株であっても基本的な感染予防対策は従来株と変わらず、「3つの密」の回避、マスクの適切な着用、こまめな換気、手洗いなどの基本的な感染症対策が推奨されています。感染者を一人でも多く減らしていくため、適切な危機意識を持って、感染症対策に取り組んでいく必要があります」とございます。 学校での感染防止対策のみならず家庭での感染防止に対する意識づけの指導につきましても、PTA等とも連携し、保護者の理解が得られるよう学校からも積極的な情報発信を心がけるとともに家庭への協力を呼びかけるなど努めていただきたいと思います。 最後に国民健康保険特別会計の一般会計繰出金についての再質疑を行います。 今回の一般会計繰出金の交付対象となっている事業について、対象者や内容についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 一般会計繰出金の交付対象事業でございますが、集団検診で実施している30代健診、婦人の健康診査事業、2歳児歯科教室と成人歯科検診が対象事業となっております。 まず、30代健診、婦人の健康診査事業ですが、対象者は、30歳代健診は30歳代の男女、婦人の健康診査は18歳から29歳の女性の方が対象となっております。 各保健センターで実施している特定健診やがん検診と同時に実施しており、令和2年度の受診者数は、30代健診268人、婦人の健康診査18人となっております。 対象となる年代の方は職場での健康診断を受診されている方が多いため、受診者が少なくなっているところでございます。また、令和2年度はコロナ禍の状況で受診者が減少しております。 自分の健康状態を把握し、生活習慣病等を見直すきっかけにしていただくためにもぜひ健診を受診していただくよう母子訪問時や乳幼児相談会等で受診勧奨を行っていきたいと考えております。 次に2歳児歯科教室でございますが、最も虫歯になりやすい時期でもあり、また保護者の歯科健診も同時に行うことで家族全体の虫歯予防を図る目的でこの教室を実施しております。 令和2年度の受講者数は、2歳児492人、保護者218人となっており、受講率は80.4%となっております。 次に成人歯科検診でございますが、対象者は18歳以上の方となっており、協力歯科医療機関か集団検診で受診することができます。集団については特定健診やがん検診と同時に実施しており、受診しやすい体制をつくっております。 受診者数は、歯科医療機関81人、集団70人で、計で151人となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 今回の一般会計繰出金ですが、補正を行うタイミングがなぜ今となったのかについてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 この繰出金の財源につきましては、先ほどご説明いたしましたが、保険者努力支援制度における交付金でございます。この交付金が令和2年度に拡充されまして、予防・健康づくりのための今回の事業についても交付の対象になったところでございます。 この交付金につきまして県との事前協議により交付が今回確定したことにより今回の補正で計上するものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 久保美樹議員。 ◆4番(久保美樹君) 最後に、保険者努力支援金につきましては成果を上げた都道府県や市町村により多くの財政支援が行われるとのことでございましたが、先ほどの答弁の中でがん検診についても受診率向上に努めているとの本市の対応でございましたが、唐津市は、県内20市町のうち、令和2年、令和3年ともに13位ということでございます。本市においても、より成果を上げ、より多くの財政支援が受けられるように今後とも努力をお願いしたいと思います。 以上で私の議案質疑を終わります。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) 10番、志政会、古藤宏治でございます。 議案第120号、令和3年度一般会計補正予算の中から農林水産業費の3項目の質疑をいたします。 まず、農業機械等被災者支援事業補助金についてですが、これは、令和3年8月の大雨により被害を受け、農作物の生産加工に必要な施設の再建・修繕等に対し、支援するものということですが、本事業における助成の対象となる事業内容や事業採択要件についてお伺いいたします。 次に農業基盤整備促進事業費ですが、令和3年度の農業基盤整備事業の工事内容についてお伺いいたします。 次に県営土地改良事業負担金についてですが、今回、補正予算に計上されている県営土地改良事業負担金ではため池や基盤整備を計画されているようですが、それぞれの事業概要についてお伺いいたします。 これで1回目の質疑といたします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 古藤議員のご質疑にお答えいたします。 まず、農業機械等被災者支援事業補助金につきまして、事業内容や採択要件についてご説明いたします。 現時点の最新情報であります県内の説明会資料を基にお答えいたします。 本事業は令和3年8月11日から17日までの大雨により被害を受けた農業者に対して農産物の生産・加工に必要な農業用施設や農業用機械の再建・修繕などに要する経費について補助することにより被災農業者の営農再開及び農業経営の継続を支援するものでございます。 事業内容につきましては、事業区分は施設の再建・修繕と被災施設や流入土砂等の撤去の2つがございます。 1つ目の再建・修繕の対象としましては、農産物の生産及び生産した農産物の加工に必要な施設等の再建・修繕と農業用機械等の再取得・修繕となっております。 2つ目の撤去につきましては、被災した農産物の生産に必要な施設の解体や廃材処理、また、流入した土砂やがれき等の処分となっております。 再建、修繕、撤去とも補助率につきましては、県が3割、市が1割の4割補助でございます。 次に、事業採択の要件につきましては、3点あり、まず、令和3年8月11日から17日までの大雨による農産物、農業用ハウス等への被害に関する報告が市及び県へ出されており、罹災証明書の交付を受けること、次に、今年度中の事業完了及び営農再開が確実であること、次に、復旧後、園芸施設共済等のセーフティネットに加入すること。 以上、3点全てを満たす被災農業者が事業の申請に向けて要望がなされているところでございます。 続きまして、令和3年度の農業基盤整備事業の工事内容についてご説明いたします。 これは、令和2年度からの繰越事業でございまして、1つ目が浜玉町玉島地区、水管橋移設工事。 次に、同じく浜玉町、横田下地区のサイホン整備工事。 3つ目が、山本地区の排水路整備工事の3地区で事業を実施しております。 工事内容は、浜玉町の玉島地区水管橋移設工事は上部工を34.4メートル設置いたします。 次に、横田地区サイホン整備工事は、農業用水を送水する水路工の整備を50メートル行います。 山本地区排水路整備工事は、U字溝布設を164メートル、ため池補修1カ所を実施しております。 いずれも令和3年度中に完成する見込みとなっております。 ただし、浜玉地区水管橋移設工事につきましては、本年度当初は令和5年度に完成する計画としておりましたが、今回、補正させていただくことで、今年度中に完成する見込みとなっているところでございます。 続きまして、県営土地改良事業負担金の整備事業の内容についてご説明いたします。 県営土地改良事業につきましては、農地や農作業道路、農業用排水路などといった農業生産基盤の整備を地域の要望に基づいて県が実施主体となって行う事業でございます。 今回、補正予算に計上しておりますのは2地区の事業でございまして、1地区目は相知町大野地区の下田木場ため池の堤体補修工事、堤体改修工事でございます。 全体工事としましては、令和元年度から令和3年度までの事業計画において、一部、漏水している堤体の改修を行う計画となっておりまして、今年度は堤体改修及びのり面保護の工事が予定されております。 なお、受益面積は5.8ヘクタールで、受益戸数は24戸でございます。 次に、2地区目が、半田地区の基盤整備事業でございまして、必要な生産基盤や営農環境の整備と、経営体の育成支援を一体的に実施するものでございます。 生産基盤整備の全体計画は、令和2年度から令和6年度までの事業期間において、用排水路や暗渠排水の更新を行う計画となっておりまして、今年度は排水路と暗渠排水の更新工事が予定されております。 なお、受益面積は58.5ヘクタール、受益戸数は158戸でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) 農業機械等被災者支援事業補助金の再質疑をいたします。 今回、被災されて本事業の対象となり、事業の要望がなされた経営体は一体どういった事業で申請されたことになるのか、その事業内容と栽培品目についてお伺いをいたします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 施設等の再建・修繕につきましては、被災したパイプハウスの修繕が5件ございます。 次に、施設等の撤去につきましては、被災したパイプハウスへの流入土砂やがれきの撤去が5件、宿舎の本体撤去が1件の計6件となっております。 合計すると、11件となりますが、土砂等の撤去と修繕の両方を実施される経営体が2経営体ございますので、実施経営体数は9経営体でございます。 また、被災施設で栽培されている品目等につきましては、ハウスミカンが4件、ショウガが2件、イチゴ、キクラゲ、畜産。畜産は繁殖牛でございますが、各1件の9件でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) 次に、補助事業においては、補助金の交付決定後でなければ着手できませんが、こういった災害においては、被災後、直ちに修復に着手しなければ次の作物への栽培に影響が生じる場合があります。 復旧工事の事前着工の取扱いについてお伺いをいたします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えします。事前着工に関するご質疑でございました。 議員お示しのとおり、被災後、直ちに復旧工事に着手しなければ、次期作に影響することがございますので、本事業につきましては被害を受けた日以降の取組着工であれば事業計画承認等の事務手続の前の取組が可能となっております。 ただし、この場合、施設の被害状況、作業を行った者、日付、費用の額が分かる書類や写真、作業を外注した場合の発注書、納品書、請求書、領収書などの書類の整備・保存が必要となってまいります。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) よろしくお願いをいたします。 それでは、農業基盤整備促進事業費について再質疑をいたします。 今回、補正予算に計上されている横田地区サイホン整備工事の事業内容についてお伺いをいたします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 浜玉町の横田地区のサイホン整備工事についてご説明いたします。 これは、佐賀県が実施します横田川の拡幅工事のため、横田川に設置しているサイホン式の農業用水の送水管を布設替えする事業でございました。 先ほど述べさせていただきましたとおり、事業期間は今年度から工事に着手しまして、令和5年度に完成する計画としておりました。 しかし、佐賀県から今年度になり「工事事業の工期の短縮ができないか」という要望があり、唐津土木事務所並びに唐津農林事務所と早期完工の方法について再協議を行いました。 その結果、送水管の布設替えを行うのではなく、現在の送水管の内部を補強してそのまま生かす管更生工法という工法に変更することが可能であることが分かり、工法の変更を行うことになりました。 工法の変更を行うことで、工期が当初の予定より1年半短縮となり、今年度中に完工することとなり、さらには約8,700万円の事業費の縮減が見込まれております。 以上の内容を踏まえ、今回、送水管路内の補強を行う事業費を計上しております。 なお、今回の事業費の財源としましては、佐賀県の水利施設等移転補償金で全額賄われることになっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) よろしくお願いをいたします。 それでは、次に、県営土地改良事業負担金について再質疑をいたします。 県営土地改良事業で、補修や整備ができる施設は多岐にわたると思いますが、今回、整備等を計画している施設について、事業の採択要件はどのようになっているのか、お尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。県営土地改良事業の採択要件につきましてでございます。 まず、相知町大野地区のため池につきましては、老朽化した農業ため池が対象となっており、小規模ため池の場合は、受益面積が2ヘクタール以上で、総事業費が800万円以上であることが要件となっております。 次に、半田地区の用排水路や暗渠排水の更新事業につきましては、受益面積がおおむね20ヘクタール以上であり、経営体の育成として、担い手への農地利用集積が一定以上増加することが要件となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) 次に、県営土地改良事業を含め、農業関係の基盤整備事業には受益者である農家の皆さんに負担金を負担していただく必要があると思いますが、今回の県営土地改良事業の受益者負担金はどのようになっているのかをお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 県営土地改良事業の地元分担金につきましては、市が定めています佐賀県営土地改良事業等負担金に係る分担金徴収条例施行規則に基づいて決定いたしておりまして、基本的には国・県の補助の残額に対して50%を地元負担金としております。 ただし、ため池本体工事に係る地元分担金につきましては、ため池下流域に対する防災効果が高まるということから25%となっており、農家負担の軽減を図っております。 それによりまして、相知町大野地区の下田木場ため池につきましては、国が55%、県が30%の補助率となっておりまして、残りの15%の25%となる全体事業費の3.75%が地元負担金となっております。 半田地区の基盤整備につきましては、国が55%、県が27.5%の補助率となっておりまして、残り17.5%に対しまして、分担金が50%と規定されておりますことから、地元の分担金は全体事業費の8.75%となっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) 最後の質疑になりますが、県営土地改良事業は、県が事業主体となって行う事業ですが、市はこの事業にどのように関わって推進していくのでしょうか。また、今後、どのように進めていくのか、お伺いをいたします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えします。 県営土地改良事業の推進につきましては、担当する農地林務課におきまして、地域や土地改良区から農業生産基盤の整備に関する相談や要望を随時受け付けておりまして、職員による現地の確認、調査を行った上で、様々な事業の要件等と照らし合わせ、地元の意向に配慮しながら包括的でより有利な事業を選定することとしております。 そうした中で、県営土地改良事業に該当するものにつきましては、現地調査の結果に基づきまして、事業効果や緊急性等を精査した上で、農業農村整備事業管理計画を作成し、県への事業要望を行っている状況でございます。 農地や農業用施設は本市の基幹産業であり、農業を支える重要な生産基盤であると認識いたしております。 今後も地元の要望に基づき、地域農業の課題解決の方向性なども踏まえながら、国・県との連携を密にして事業を推進してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 古藤宏治議員。 ◆10番(古藤宏治君) よろしくお願いをいたします。 これで、議案質疑を終わります。ありがとうございました。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 11番、志政会、吉村慎一郎です。 議案質疑をいたします。 議案第120号、令和3年度唐津市一般会計補正予算中、総務費中、響創のまちづくり基金積立金、衛生費中、新型コロナウイルスワクチン接種事業費、土木費中、急傾斜地崩壊防止事業費、同じく、災害関連地域防災がけ崩れ対策事業費、以上、4事業について質疑をいたします。 まず、1回目の質疑ですが、総務費の響創のまちづくり基金積立金について質疑を行います。 モーターボート競走事業収入の基金への積み立て方の変更についてですが、昨年の財政計画では、モーターボート競走事業収入は、響創のまちづくり基金へ2分の1、公共施設整備基金に2分の1積み立てるとのことでありましたが、今回はそれぞれ20億円と10億円となっております。 どのような経緯でこのような積立てとなったのか、お伺いします。 次に、衛生費中、新型コロナウイルスワクチン接種事業費について伺います。 これまでの新型コロナウイルスワクチン接種の状況及びワクチン接種後の副反応についてお伺いします。 次に、土木費中、急傾斜地崩壊防止事業費について伺います。 今回、事業費200万円を計上されておりますが、その場所と復旧工法についてお伺いします。 同じく災害関連地域防災がけ崩れ対策事業費について質疑を行います。 この事業の採択要件についてお伺いします。 以上、1回目の質疑といたします。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 吉村議員のご質疑にお答えいたします。 議員ご指摘のとおり、健全な財政計画におきましては、これまでモーターボート競走事業収入につきましては、繰入金の2分の1を響創のまちづくり基金へ、残りの2分の1は公共施設整備基金へ積み立てることを基本的な考え方といたしているところでございます。 現在もこの基本的な考え方自体につきましては、変更はございません。 しかしながら、9月議会におきまして、債務負担行為のご承認を頂きました情報化基盤光ケーブル推進事業補助金のために、今後、多額の財源が必要になりますことから、この事業期間中、令和4年度から令和6年度を現在想定しておりますけれども、この部分につきまして、10月に策定されたボートレースからつマネジメントプラン2021に示されております収支見通し等も踏まえたところでモーターボート競走事業からの繰入金を60億円増額の上、響創のまちづくり基金に重点配分をすることといたしたところでございます。 なお、マネジメントプラン2021におきましては、新たに令和7年度、8年度につきましても、現状では30億円ずつの繰出しが可能だということで掲げられておりますので、令和8年度までの期間では通算させていただいて、積立てが2分の1となるように調整をさせていただきたいと考えているところでございます。 なお、財政計画につきましても、今回、収支見通し等につきましては、議員の皆様に配布させていただいたとおり、収支の見通しを今回一部変更をさせていただいたところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 吉村議員のご質疑にお答えいたします。 新型コロナウイルスワクチン接種事業費の初回接種の状況でございます。 新型コロナワクチン接種につきましては、令和3年3月からまず医療従事者で接種を開始し、4月には国からのワクチン配送の状況を見ながら、高齢者の接種を始めております。 その後、年齢枠を増やし、接種を続けてきたところで、11月29日現在で、12歳以上の接種対象者の接種率は、1回目が84.7%、2回目が83.5%という状況でございます。 次に、接種後における副反応の状況でございますが、集団接種会場で気分が不良と訴えられた方については、救護室等で医師・看護師・救急隊員などが対応に当たり、回復するまでしばらく休んでから帰宅されることや、発熱など、体調不良のため医療機関を受診された方もありましたが、予防接種後の健康被害救済の申請をされた方は、現在のところ2名ございます。 なお、この方々は、数日間入院治療により、現在は体調も回復され、仕事にも復帰されているという状況でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 吉村議員のご質疑にお答えいたします。 2項目ございました。 まず、今回実施いたします急傾斜地崩壊防止事業の場所につきましては、唐津市浦の黒崎2という地区でございます。当該箇所につきましては、8月豪雨において延長8メートル、高さ9.7メートルの斜面崩壊となっておりまして、復旧工法につきましては、崩土除去をした後、のり面の植生を計画いたしております。 次に、災害関連地域防災がけ崩れ対策事業の採択用件でございます。 本事業の採択用件としましては、激甚災害に伴い、発生した崩壊等のうち、主なものとして次の要件に該当するものでございます。 1つ目に、災害対策基本法第5条による市町村地域防災計画に危険箇所として記載され、また、記載されることが確実であるがけ地で発生したもの。 2つ目に、崖地の高さが5メートル以上であること。 3つ目に、人家2戸以上または公共的建物に倒壊等著しい被害を及ぼすと認められる箇所において実施します直接人命保護を目的とするがけ崩れ防止工事に係るもの。 4つ目に、1カ所の事業費が600万円以上であることなどが採択要件となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) それでは、響創のまちづくり基金積立金について再質疑を行います。 ボートレースからつマネジメントプラン2020では、令和2年度から令和6年度の間に100億円を繰り出すとしてあり、令和4年度と令和6年度は繰出しがゼロとしてありましたが、プラン2021では、令和4年度と令和6年度に各30億円の繰出しの見込みとなっております。 その状況について、お伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 再質疑にお答えいたします。 ボートレースからつマネジメントプラン2021では、これまで一般会計の繰出金目標額がゼロとなっておりました令和4年度と令和6年度にもそれぞれ30億円を繰り出すこととなっております。 この変更につきましては、ボートレース企業局と財務部とで協議を行った上で、設定を行わせていただいたものでございますが、その要因といたしましては、3点ございます。 1点目は、一般会計側で情報化基盤光ケーブル推進事業補助金という大型の事業を実施するため、多額の財源を必要とする状況にあること。 2点目は、ご案内のとおり、モーターボート競走事業が電話投票の伸びにより売上げが好調でございまして、繰出金を60億円増額することが可能な経営状況にあるということ。 3点目は、モーターボート競走事業の売上げの伸びが一般会計の特別交付税の算定にマイナスの影響を及ぼす状況に至っているというところでございます。 3点目につきましてご説明を申し上げますと、特別交付税の算定ルール上、公営企業の収益が伸びれば伸びるほど交付税が減額される仕組みとなっておりまして、近年のボートレースの売上げの増大により、平成30年度には約1.5億円、令和2年度には約9億円が自動的に差し引かれている状況でございます。 一方で、一般会計への繰出金につきましては、特別交付税の算定上は、収益金から控除される仕組みとなっておりまして、これらの点と今後の収益の伸びを踏まえまして、これまでゼロといたしておりました年度にも繰出しを行うことが適切と考えたものでございます。 これらを総合的に勘案いたしまして、マネジメントプラン2021におきまして繰出金、目標額を増額させていただくことで決定をさせていただいたものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 今、3つの要因について述べていただきました。それぞれ理解することができました。 次に、平成26年度以降のモーターボート競走事業からの繰出金を原資とする響創のまちづくり基金の活用状況についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 再質疑にお答えいたします。 モーターボート競走事業収入につきましては、平成26年度に10年ぶりの繰入れを再開して以降、令和2年度までで総額66.5億円を繰り入れさせていただいておりまして、そのうち、平成26年度から平成29年度にかけまして国民健康保険特別会計繰出金へ充当をした4億円及び令和2年度に新型コロナウイルス感染症緊急対策事業の財源として5億円を使わせていただいておりまして、残りの37.5億円を響創のまちづくり基金に、20億円を公共施設整備基金に積み立ててきたところでございます。 ご質疑にございました響創のまちづくり基金の活用状況でございますが、子育て支援をはじめとする福祉分野の施策、教育分野の施策、地域住民のよりどころとなるコミュニティ施設の整備など、いわゆる地域貢献事業のための貴重な財源として充てさせていただいておりまして、具体的な活用策といたしましては、多子世帯の保育料負担の軽減などの子育て支援に約12億7,100万円、がん検診事業費などの健康増進の分野に約3億2,600万円、通学費等助成事業費や普通教室等空調整備事業費などの教育振興や学校施設の整備に約2億5,100万円、公民館類似施設整備補助金や体育施設整備費などのコミュニティ施設等の整備に約1億8,600万円などとなっておりまして、響創のまちづくり基金に積立てをいたしました37.5億円のうち、令和2年度までに約20.8億円を活用させていただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 様々な事業に活用していただいていると。トータルで66.5億円を繰り入れているというような答弁でありました。 この項で最後の質疑になりますが、響創のまちづくり基金モーターボート競走事業収益金分の今後の使途についてどのようにお考えなのか、お伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 再質疑にお答えいたします。 モーターボート競走事業からの繰入金を原資といたします響創のまちづくりの基金の今後の使い道でございますが、大きな方向性といたしましては、基金の目的でございます合併後の市民の連帯の強化及び地域振興とボートレースからの繰出しの趣旨を踏まえまして、これまで同様、福祉施策や教育施策を中心にこの目的につながる活用を図っていきたいと考えております。 加えまして、冒頭ご説明を申し上げましたとおり、情報化基盤光ケーブル推進事業補助金の財源としても活用させていただきまして、本市全域に高速インターネットサービスを提供することによる地域振興にもつなげてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 13時に再開することとし、休憩します。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午後 零時00分  休憩                     午後 1時00分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(笹山茂成君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 議案質疑を続行します。吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 次に、新型コロナワクチン接種事業費について再質疑を行います。 先ほどの説明では、12歳以上の接種対象者の接種率は1回目が84.7%、2回目が83.5%ということで状況等については理解することができました。 次に、3回目の追加接種対象者及び接種計画について、お伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 まず、新型コロナワクチン追加接種の対象者につきましては、2回目の接種完了から原則8カ月以上を経過した18歳以上の方でございます。 追加接種の対象者数は、現在も接種が進んでおりますが、約8万9,000人となっており、そのうち、令和3年度においては1万9,850人を対象として計画しております。 また、追加接種の期間といたしましては、国が示しておりますとおり、令和3年12月1日から令和4年9月30日までとしており、本市では、2回接種後8カ月経過する方に接種券の書類が順次届くよう、月2回に分けて郵送するように計画しております。 また、追加接種については、先行接種の対象であった医療従事者から12月から開始をしているところでございまして、次に、高齢者、離島住民と続いてまいりますが、2回接種から8カ月以上の間隔を置いてされていることから、2回目の接種の時期に応じて次の追加接種の時期が決まってまいります。 なお、接種の場所につきましては、協力いただいている市内の医療機関による個別接種と唐津市保健センターなどでの集団接種を計画しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 次に、ワクチン併用の課題について伺います。 3回目の接種用に供給されるワクチンの種類は、現時点ではファイザー社ワクチンのみでありますが、今後の薬事承認等の状況も踏まえたモデルナ社ワクチン等が追加されることが見込まれる中で、ファイザー製に希望が集中することで需給バランスが崩れ、混乱するとの懸念が出ておりますが、本市としてどのような対策を講じていく予定なのか、お伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 追加接種につきましては、現在、ファイザー社ワクチンで開始されておりますが、2月からはモデルナ社ワクチンが使用開始となる予定でございます。 厚生労働省からは1・2回目に接種したワクチンの種類にかかわらず、ファイザー社ワクチン、または、モデルナ社ワクチンを使用することが示されており、これら2種類のワクチンについて2回接種から8カ月経過の対象者人数に応じて各自治体へ供給される予定となっております。 ワクチンはファイザー社製は1本で6人分ですが、モデルナ社製は1本で15人分の接種ができるようになっているため、特にモデルナ社ワクチンは集団接種など、一日に多くの人数に接種する会場で使用することを考えております。 国からのワクチン配布の割合は、ファイザー社ワクチンが約6割、モデルナ社ワクチンが約4割との見込みを示されており、接種者がワクチンを選択できることからどちらかのワクチンに偏りが生じる可能性があり、各自治体から国に対して配慮を求めておりますが、国としては配分割合を変更しないようでございます。 追加接種の現場で混乱しないよう、状況等をしっかり把握し、対応してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 昨日の岸田首相の発言の中で「8カ月以上というようなのがあって、その前倒しも考える」というような発言等もあっておりましたが、やはりこれはまだ本市についてはどこの自治体も一緒だと思いますけども、そういった通知とか送付文も来ていないと思いますので、こういった混乱しないような十分な対応を求めたいと思います。 次に、転出入した場合などの追加接種についての考えについて伺いたいと思います。 追加接種の対象者は2回目接種完了から原則8カ月以上経過した18歳以上の者とされますが、2回接種された後に転出された場合、それから住所地外で2回接種した転入者、そういった方々の対応はどうされるのか、お伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 追加接種については、初回接種と同様に、原則として接種を受ける日に住民基本台帳に記載されている者を対象として行うものとされております。 このため、他市町村で2回接種した後に転入したことにより転入した市町村において接種記録が確認できず接種券が発行されない場合や、追加接種券の発送後に住民票、住所地が変更となる場合が出てきます。 このような場合は転入者等が住民票のある市町村へ申請し、市町村は必要に応じて接種済み証や接種記録書等から接種状況を確認した上で、接種券を発行いたしますので、その後に追加接種が受けられるようになります。 そのほか、出産のための里帰りをしている妊産婦や単身赴任者、DVやストーカー行為の被害者、入院、入所者など、やむを得ない事情により住民票所在地以外で接種を受けなければならない場合におきましては、接種を行う医療機関が所在する市町村に事前に住所地外接種の届出を行った上で接種していただくこととなっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) この項、最後の質疑になります。 追加接種におけるパワーポイント等に示してあります市の役割についてお尋ねします。 追加接種における接種体制の確保、市の役割としての接種体制の確保、それから、接種券一体型予診票発行、ワクチン配分調整、相談体制の確保等がありますが、これはどのように取り組んでいかれるのか、お伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 市民に対する追加接種の実施に当たり、本市の役割としまして、まず接種体制の確保がありますが、初回接種の実績を把握し、追加接種に対する必要な準備を着実に進めていきたいと考えております。 そのほか、接種券の発行、住民への接種勧奨、情報提供、相談受付、健康被害救済申請の受付、医療機関へのワクチン配送など、様々な役割はございますが、医師会、薬剤師会等の関係機関と連携し、円滑な追加接種に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) オミクロン株の出現も懸念されており、追加接種体制に混乱がなきように対応をお願いいたしまして、次の質疑に移りたいと思います。 次に、土木費の急傾斜地崩壊防止事業について、再質疑をいたします。 今回、採択されている箇所の関係戸数は何戸あるのか、これは採択要件では、県単では5戸以上、60万円以上となっておりますが、これに伴って、関係戸数、当該戸数1軒分の復旧なのか、5軒分の復旧なのか、併せてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 今回、採択されます急傾斜箇所の関係戸数でございますが、人家8戸となっております。また、斜面崩壊の影響を受けている実質該当しています箇所としましては、1戸でございます。 また、当該地区は一連の斜面としての対策は完了済みの地区となっておりますので、今回の計画では該当いたします家屋1戸に対し、のり面の植生を行うよう計画しております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。
    ◆11番(吉村慎一郎君) この項、最後の質疑になります。採択要件の緩和の件で、以前、新聞に知事が関係戸数について、緩和の検討についての記事が掲載されておりました。 その後、どのようになったのか、経過についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) お答えいたします。採択要件緩和につきましては、佐賀県市長会が県への要望書におきまして、県の急傾斜地の崩壊防止事業が人家5戸以上に直接被害が及ぶものを補助要件としていることに関しまして、要件緩和を求めたものでございます。 要望書に対し知事より「1戸でも対応すべき考え。要件は緩和するか廃止したい」という旨の趣旨を述べられたことでございますが、その後、県からは「人家5戸の要件を人家5戸から人家1戸以上とする緩和を前向きに検討している」というところであると伺っております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 前向きな発言というか、緩和を検討しているというところでございますので、その辺もよろしく。来年からなるのかは分かりませんが、よろしくお願いしたいと思います。 次に、災害関連地域防災がけ崩れ対策事業について再質疑を行います。 本事業の採択要件について伺いましたが、急傾斜地崩壊防止事業費と災害関連地域防災がけ崩れ対策事業費との違いについて、どういう違いがあるのか、お伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) お答えいたします。この2つの事業の違いの主なものとしましては、採択要件の事業費及び対象戸数がございます。 急傾斜地崩壊防止事業につきましては、事業費60万円以上、対象人家戸数5戸以上となっております。 また、災害関連地域防災がけ崩れ対策事業につきましては、事業費600万円以上、対象人家戸数2戸以上といった違いがございます。 また、合わせまして、災害関連地域防災がけ崩れ対策事業につきましては、激甚災害に伴い発生した崩壊等であること。また、災害対策基本法第5条による市町村地域防災計画に危険箇所として記載され、または記載されることが確実である崖地で発生したものであることなどの要件の違いもございます。 なお、負担割合としまして、急傾斜地崩壊防止事業は、県が50%、市・受益者でそれぞれ25%となっており、災害関連地域防災がけ崩れ対策事業につきましては、国・県それぞれ45%、市・受益者がそれぞれ5%となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) それでは、次の質疑ですが、9月の都市整備委員会で災害については、先ほど激甚と言われましたけども、激甚災害の指定は受けていないとの答弁でありました。今回の概要書では、激甚災害に指定された令和3年8月の大雨により被災したと記載してありますが、その経緯についてどのようになっているのか、お伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) お答えいたします。 国の災害関連地域防災がけ崩れ対策事業の実施要領によりますと、激甚災害とは激甚災害に対処するための特別の財政援助等に関する法律、第2条第1項の規定により激甚災害として指定され、かつ、同法の3条、4条又は第5条の規定による措置の適用が指定され、または指定されることが確実である災害をいうと定義されております。 今回は第5条に該当します農地等の災害復旧事業等につきまして、令和3年9月28日に閣議決定をされまして10月1日公布、施行されましたので、当該条件の採択要件を満たすことになったものでございます。 9月の都市整備委員会では、同法の3条及び4条に該当する公共土木施設災害復旧事業等に該当する激甚災害の指定は受けていない旨の答弁をしていたといった違いでございました。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 次の質疑ですが、今回補正される急傾斜地崩壊防止事業、黒崎2地区について、事業費が200万円でありますので、災害関連地域防災がけ崩れ対策事業に採択できないということは理解できますが、仮にこの事業費が600万円を超えていれば採択できたのか、それについてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) お答えいたします。先ほど答弁しましたように、急傾斜地崩壊防止事業と災害関連地域防災がけ崩れ対策事業について採択要件の違いがございました。その項目の中で、事業費以外に対象人家戸数において崖崩れ対策事業につきましては、2戸以上となっておりますが、今回の災害で被災をしたのり面の影響範囲内には1戸しかございません。 よって、事業費が採択要件をクリアしても人家戸数の要件が満たされず採択がなされないことになります。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 分かりました。それでは、最後の質疑になりますが、今年度の復旧スケジュールについてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) お答えいたします。復旧スケジュールでございますが、県への事業の申請を1月に行う予定でございまして、県の承認後、測量設計業務等を発注いたします。その後、積算を行い、工事発注となりますので、年度内の完成は難しく、諸条件にもよりますが、できるだけ雨期前完了を目指し、努力をしていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 吉村慎一郎議員。 ◆11番(吉村慎一郎君) 8月の大雨によって多くの災害が発生して、復旧箇所がたくさん出てきております。市民の方と会うといつも言われるのが「いつ復旧できるのか」、それから、「早期の復旧をお願いする」といった言葉を多々申されますので、とにかくスムーズな復旧ができるように進めていただくことをお願いいたしまして、私の議案質疑を終わります。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 12番、志政会の江里孝男でございます。2項目について質疑をさせていただきます。 初めに、コミュニティ事業助成金についてでございます。 この事業は自治総合センターが宝くじの収益金を活用されて、地域づくりに対して幅広い支援を展開されたと思いますが、今回の補正予算に計上されている自治会の備品整備をはじめ、どのような支援メニューがあるのか、お尋ねをしたいと思います。 次に、ひれふりランド高齢者支援センター解体事業費でありますが、災害被災から解体までの経緯についてお尋ねします。 これで1回目の質疑といたします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 江里議員のご質疑にお答えいたします。 一般財団法人自治総合センターの支援メニューということでございました。 自治総合センターは、宝くじの受託事業収入を財源に宝くじの社会貢献広報事業としてコミュニティ助成事業を実施されており、本市も毎年この助成事業を活用しております。 非常に幅広いメニューを準備されておりまして、コミュニティ活動に直接必要な備品等の購入を支援する一般コミュニティ助成事業、これが今回の補正予算に該当するメニューということになります。 ほかに、集会施設の建設や大規模修繕及びそれに伴う備品整備を支援するコミュニティセンター助成事業、自主防災組織や消防団の備品、資機材の整備を支援する地域防災組織育成助成事業、親子参加型のスポーツレクリエーションイベントを開催する青少年健全育成助成事業、福祉車両の導入や地域活性化イベントの開催を支援する地域づくり助成事業、音楽・演劇・ダンス・古典芸能など、地域交流プログラムを開催する地域の芸術環境づくり助成事業、多文化共生など、地域レベルでの国際化推進イベントを開催する地域国際化推進助成事業、これら7つのメニューについて、毎年、応募が行われております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 江里議員のご質疑にお答えいたします。 ひれふりランド高齢者交流センター解体事業費の解体までの経緯についてでございます。 まず、時系列で主なもので申しますと、令和2年9月2日に被災をしております。 11月19日。 11月16日。失礼しました。 屋根漏水仮復旧工事を着工しております。 令和3年4月5日、浜玉地区区長会から要望書を授与。 7月1日と7月30日に行政連絡委員会において復旧方針を説明しております。 9月2日、公共施設再編推進委員会を開催しております。 9月27日、市の方針として、解体を決定しております。 高齢者交流センター、いわゆるひれふりホールが令和2年9月に被災いたしましてから行政連絡委員会において施設の状況や今後の方針について本市の考え方をご説明させていただくなど、対話を重ねてまいりました。 最終的には、これまでのホールの利用状況や1,000人規模のホールは市域に1つ保有するという本市の公共施設に関する考え方、また、復旧に係る経費などを総合的に勘案し、また、地元区長の皆様にもこれらのことをご説明申し上げたところ、解体についてご同意を頂きましたので、本市としてホールを解体することを決定したところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) それでは、コミュニティ事業助成金について再質疑を行います。 7つの事業が用意されているという答弁だったと思います。その中で、最も多く活用されているのが、一般コミュニティ助成による備品購入だと。これに対する支援メニューであるということだったと思います。 このメニューの応募要件についてお尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えします。 一般コミュニティ助成事業の応募要件でございますが、まず、事業実施主体が自治会や区などのコミュニティ組織であり、コミュニティ活動に直接必要となる備品などの購入であること。また、事業費が100万円以上となっておりまして、助成額は10万円単位で上限が250万円、10万円未満は切り捨てとなり、自己負担となります。 ほかに、国の補助金及び地方債を充当していないもの、宝くじの社会貢献、広報効果が発揮できるもの、整備した備品等にシールを貼るなどして、宝くじの広報表示を行うこと。自治体の広報紙等を通じて宝くじの助成金で整備した旨の広報を行うことなどの要件が設定されております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 次に、唐津市におけるコミュニティ助成の応募状況、そして、また採択された実績について、直近3年間の実績についてお尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 応募状況でございますが、まず令和元年度は一般コミュニティ助成事業が応募2件で採択が1件、コミュニティセンター助成事業が応募2件で採択が1件、地域防災組織育成助成事業が応募が2件で採択はございませんでした。 令和2年度は一般コミュニティ助成事業が応募2件で採択が1件、コミュニティセンター助成事業が応募1件で採択なし、地域防災組織育成助成事業が応募が3件で、採択が1件でございました。 令和3年度は6月の補正予算に係るものが一般コミュニティ助成事業が応募4件で採択が3件、コミュニティセンター助成事業が応募2件で、採択が1件。 今回の一般コミュニティ助成事業の追加募集分が、応募が4件で、和多田大土井町内会の1件が採択をされております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) それでは、次に、応募された団体の大体約50%、これが採択されているようですが、今回、補正予算で出されている和多田大土井町内会で行われる備品の整備内容についてお尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 和多田大土井町内会の整備予定備品でございますが、まず、エアコン2台、冷蔵庫1台で102万6,300円、ワイヤレスアンプ一式で28万4,900円、会議テーブル10台、椅子が20脚、健康体操で使用されるステップ台が10台、地域での交流事業に使用されるレクリエーション用具一式で、合計114万5,650円。 総事業費が245万6,850円に対しまして、補助予定額は240万円となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) では、次に、採択に漏れた団体はその他の助成事業の活用を検討されると思いますが、例えば、教育委員会の公民館類似施設整備補助金では、施設の改修等については対象となりますが、また、エアコンについても対象内というふうに思います。 今回のような冷蔵庫または机、椅子、アンプ等については対象外となっていると思いますが、このことについてどのようになっているのか、お尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 自治総合センターが実施されているコミュニティ助成事業につきましては、宝くじの収益による社会貢献や広報を目的とされておりますので、補助率も高く、幅広い備品購入が可能な点から応募が多い制度でございます。 一方、事業費の下限が100万円以上となっておりますので、ある程度の規模の備品を一度に購入する場合でなければ応募できないこともございます。 また、議員ご指摘のとおり、教育委員会で実施をしております公民館類似施設整備補助金については、公民館施設と一体となっていない設備などは補助対象外となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 次に、コミュニティ事業を採択された地区とされなかった地区、大きな差があると思います。通常の場合、冷蔵庫やワイヤレスアンプ等については区費を徴収して購入してやるのが現実だというふうに思いますが、市の事業にコミュニティ事業と同程度の備品整備が可能な制度があってもいいのではないかというふうに思いますが、そのことについてどのように考えてあるのか、お尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。未来創生部が所管をしております、がんばる地域応援事業補助金に地域が所有・管理する施設等の整備のメニューを設けております。 こちらは、コミュニティ助成と比較しますと補助率は3分の1と低くなっておりますが、補助上限は新設の場合で100万円までとなっておりまして、備品購入にも活用を頂けます。 購入を希望される備品が大規模で、採択されるまで複数年お待ちいただける場合はコミュニティ助成事業をご案内し、急な備品の購入や施設修繕が必要な場合は、がんばる地域応援補助金を案内することで補助制度のすみ分けを現在、行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 今、答弁があったのは、よく理解できるんですが、コミュニティ事業助成金の場合は、ほぼ100%。それと類似公民館整備補助金が5分の3、5分の2が手出しと。それから、がんばる地域応援事業については、補助が3分の1ということで、これも大きな差があるということで、今回、こういうような制度をもう少しかさ上げしていいんではないかということでお願いしているところであります。 それで、もう1点、通告していなかったんですが、お尋ねです。 公民館の改修や新築事業、このことについては、教育委員会と。それからコミュニティ事業が未来創生部と。それから、類似公民館の部分が教育委員会ということであります。 これを、産業経済委員会ですか、統一すべきではないか、一緒にすべきではないかということで意見が出ていたと思うんですが、そのことについてどのように考えてあるのか。今回はまた未来創生部から出てありますが、いつ統一されるのか、お尋ねをしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質問にお答えいたします。議員おっしゃるように、私どもの委員会のほうでそのような意見を賜っておりました。 今現在、教育委員会のほうと調整を進めております。 今回、なぜ未来創生部のほうから出したかということなんですけども、年度の途中でもあったことから、これまでと同じように、私どものほうから予算を上げさせていただいております。 現在、調整を令和4年度の当初予算に向けて調整中ということでございますので、今しばらくお待ちを頂ければと思います。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 令和4年度からできるようによろしくお願いしたいと思います。 それでは、次にひれふりランド高齢者交流センター解体事業について、再質疑を行います。 解体終了までのスケジュールはどのようになっているのか、お尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 解体終了までのスケジュールでございます。 本議案について、議決を頂きましたら、実施設計業務の委託先の選定事務を行いたいと考えております。 実施設計には、4カ月から5カ月程度かかる見通しで、実施設計が終わりましたら解体工事費の補正予算計上を上程させていただきたいと考えております。 令和4年度中の解体終了を目途としております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) それでは、次に、解体後の跡地利用について、お尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 跡地利用についてということでございます。 解体後の跡地の利用につきましては、まだ具体的には決定しておりません。 行政連絡委員会での説明の中では、ひれふりランドの駐車場が不足している現状がございますので、駐車場としての利用も一つの案と考えていると伝えたところでございます。 今後、跡地利用については、今後検討をしていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 次に、令和3年9月16日の保健福祉部福祉総務課から市民厚生委員会に提出されたひれふりランド復旧について報告というのがあります。その中に7月1日の浜玉地区行政連絡委員会において、ひれふりホールの復旧についての近況報告や代替案の説明をされておりますが、どのような説明をされたのか、お尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。7月1日の行政連絡委員会での説明の内容でございます。 ひれふりホールの件につきましては、令和2年9月に被災して以降、地元行政連絡委員会に定期的に状況報告を行ってきたところでございます。 そのような中、令和3年4月に地元区長から早期復旧についての要望書が提出されましたので、7月の行政連絡委員会の場におきまして、保健福祉部としてのひれふりホールの復旧の考え方について説明をさせていただいたものでございます。 その際の説明の内容でございますが、ひれふりホールはこれまで公共施設再配置計画上では長寿命化する施設と位置づけており、施設は台風により被災したもので、地元として早期復旧を要望されるお気持ちは理解しているものの、ホールの復旧を検討していくに当たっては、今後の人口減少、高齢化社会を見据え、必ずしも復旧ありきではなく、市の公共施設再配置計画の基本方針に沿った形で検討をしなければならないという考えをお伝えをしたところでございます。 また、併せて、公共施設のあり方に係る特別委員会から頂きましたひれふりランドについての提言の内容についてもご説明したところでございます。 そのような説明の中で、ひれふりホールでこれまで行ってきた地域事業につきましては、隣接する浜玉中学校体育館や浜玉社会体育館等の利活用を提案したところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 浜玉中学校の体育館や浜玉社会体育館の利用をお願いしてきたということでありますが、一転、7月30日には、浜玉地区行政連絡委員会で唐津市から3つの提案がされております。 どのような案なのか、また、この案を示す前に、市長、政策部長と連絡を取ってあったのか、お尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 7月1日の行政連絡委員会におきましてひれふりホールでこれまで行ってきた地域行事につきましては、隣接する浜玉中学校体育館や浜玉社会体育館等の利活用をご提案いたしましたが、ひれふりホールと比較し、設備など、不足する部分や学校行事等への影響を懸念するご意見がございました。 そのような中、市として考える復旧の考え方について、幾つか示した上で再度説明してほしいとのことでありましたので、次の7月30日の行政連絡委員会におきまして、その時点で保健福祉部として考える3つの復旧の考え方についてそれぞれの考え方についてご説明を行ったところでございます。 なお、この3つの普及案の考え方につきましては、7月30日の行政連絡委員会での説明を行う前に市長、政策部長まで事前協議を行った上でお示しをしたものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) これについては、市長、政策部長まで事前に協議を行った上で提案をしたということでありますが、その要望に対して3案出されておりますが、どのような案なのか、お願いします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 先ほどお答えしました、その時点で保健福祉部として考えた3つの復旧の考え方でございますが、1つ目に、規模を810席から648席に縮小してホールを復旧する。 2つ目に、ホールを解体して、ひれふりランドの大規模改修に合わせ、地域行事ができるような大会議室を整備する。 3つ目に、ホールを解体して社会体育館で地域行事が開催できるように冷暖房設備を整備する。 その3つの案でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 答弁があったように、規模810席から648席にしてホールを復旧する、これが第1案。第2案が、ホールを解体して、ひれふりランド大規模改修に合わせ、地域行事ができるような大会議室を整備する、これが第2案ですね。 第3案として、ホールを解体して社会体育館で地域行事が開催できるよう、冷暖房設備を整備するなどの説明をされております。 その提案を受けられて、行政連絡委員からは地域福祉センターの未使用部分の改築により、ある程度の規模の行事開催が可能な代替施設の整備がされるのであれば、ひれふりホールの復旧は求めないとの意見を得たという報告をされております。もうここで決定ですよね。唐津市で考えられる案を提案して、向こうの駐在員さんからはその3つの案の、多分、2つ目だと思います。これを了承するということですから、もうここで決定されているんですよ。その後、9月2日に公共施設再編推進委員会を開催され、ひれふりランドの復旧方針について委員から意見の聴取をされております。 この順序も大体おかしいなと私は思っております。 その前に、公共施設再編推進委員会、これは初めて聞く言葉でありますが、所管は政策部だと思いますが、いつ発足されたのか、また、どのようなメンバーなのか、お尋ねをしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) 江里議員のご質疑にお答えします。 公共施設再編推進委員会でございますが、これは平成26年4月1日から設置しておりました公共施設再編推進検討委員会を今年の4月1日付で市民センター長を加えた組織に見直しまして、公共施設再編推進委員会として改めて設置したものでございまして、メンバーといたしましては、両副市長、それに議会事務局と企業局を除く部長、それに各市民センター長で構成しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) この推進委員会、どういったことを審議されるのか、お尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。委員会の主な所掌事務といたしまして、公共施設等総合管理計画及び公共施設再配置計画の進捗管理並びに改定に関すること、そのほか、公共施設等の利活用に関すること、公共施設等に係る長寿命化計画等の総括、全庁横断的な在り方及び再編に関することでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) この委員会の立ち位置の問題ですが、例えば、市政戦略会議とか政策調整会議、いろんな会議がございますが、この公共施設再編推進委員会、この立ち位置はどの位置にあるのか、お尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。公共施設再編推進委員会のほか、唐津市庁議規則で定めます市政戦略会議、政策調整会議などがございますが、公共施設再編推進委員会は、公共施設再編に係る様々な課題や方向性を協議する組織ではございますが、施設の用途変更、用途廃止、移転などの重要事項の審議において、総合的な調整が必要とされる場合には、政策調整会議、さらには、市政戦略会議に付することとしております。 今回のひれふりランドの件につきましては、公共施設再編推進委員会の中で審議するべき案件として開催をいたしたところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) このひれふりランドについては、公共施設の再編推進委員会ですべきであった、すべきであるということでしたが、それであるならば、この委員会は7月30日の3つの提案をする前にすべきではなかったかと思います。このことについて答弁をお願いします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 9月2日の公共施設再編推進委員会につきましては、ひれふりホールの復旧方針について、今後、市の方針として決定していくに当たり、委員会で協議するため、開催したものでございます。 なお、開催時期につきましては、9月定例議会の市民厚生委員会におきまして、ひれふりホールの復旧方針について、経過報告をした際、委員からは「先に公共施設再編推進委員会を開いて、そこでどのような可能性があるのか、大前提を決めた上で提示すべきではなかったのか」とのご指摘を受けたところでもございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 7月30日に浜玉地区の行政連絡委員会、これはあくまでも地元から意見を聴く場であって、私は提示すべきではなかったと思っているんです。 といいますのは、これから先、廃止の問題がかなり出てくると思います。廃止の問題が出てきますと今回の事例のように唐津市から案を出してくださいとか、何を出してくださいと必ず言ってくると思うんです。 ですから、地元から案を言われる部分についてはいいんですが、唐津市から代替案を出すべきではなかったと私は思っているんですが、このことについてどう思ってあるのか、お尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 議員がおっしゃるように、4月1日及び7月30日の行政連絡委員会におきましては、私ども保健福祉部といたしましては、今後、市としてひれふりホールの復旧方針を決定していくに当たり、地元との意見をお聞きする場として位置づけたものでございましたが、市民厚生委員会のご指摘のように公共施設再編推進委員会を開催する前の段階におきまして先に案をお示ししたのは先行し過ぎた形となっておりまして、反省すべき点だと感じております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) それでは、先に進めていきますが、市民厚生委員会において、今度は副市長にお尋ねします。市民厚生委員会において副市長は本来であればこの件については民間移譲や規模縮小というのを示すべきであったが、浜玉地区は人口の維持か増加傾向にあると。また、人口が減っていくところであれば、ほかの施設の複合の余地があったと発言されております。 私は、人口の増減で判断をすべきではないというふうに思います。 聞き方によりますと、人口の減の多い地区については、統合し何もしなくていいというような聞こえ方にも感じます。          (「そうだ」と呼ぶ者あり) ◆12番(江里孝男君) 人口の増減を理由に公共施設の再編を判断すべきではないと思いますが、見解をお尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 脇山秀明副市長。          (副市長 脇山秀明君登壇) ◎副市長(脇山秀明君) 再質疑にお答えいたします。 まず、議員ご案内がありました市民厚生委員会での私の発言について触れさせていただきます。 中村委員長より出席の要請がございまして、原副委員長の「今回のひれふりホールの進め方は順番がおかしいのではないか」という質疑に対し、お答えをした内容の一節でございます。 発言に当たりましては、ひれふりホールの復旧について検討していく中で、なかなか所管部のほうが方針を決めかねていたという現状がございました。ひれふりホールは公共施設再配置計画上、長寿命化を図っていく施設として位置づけておりましたので、さきの台風被害により大きく状況が変わってしまったこと、また、800席を有するホールであったことから同時期に進行しておりました市民会館計画との整理が必要になったこと。さらに地元から早期復旧の要望書や公共施設のあり方に係る特別委員会から提言を頂いていたことなど、様々な要因が重なっておりました。 そういった所管部が方針を決めかねていた現状に触れ、説明をする中でお答えをしたものでございます。 ご質疑の「人口増減を理由に公共施設の再編を判断すべきではないと思うが、いかがか」につきまして、まず、公共施設等総合管理計画、公共施設再配置計画は策定の趣旨にうたっておりますように、市町村合併後、広範囲な市域となり、これまで継続的な発展、市民サービスの向上、都市機能の充実に努めてきたわけでございますが、今後の人口減少、社会保障費の増加、財源不足、公共施設の建替え時期の集中など、将来、確実に迫ってくる課題に対応するため、策定したものでございます。 従いまして、人口問題は避けて通れないものと考えておりますが、公共施設の再編化を進めていく上では、10年後20年後を見据えて財政状況、人口減少、今後の動向を適切に判断をしていくことが、重要であると認識をしているところでございまして、当日の委員会で田中秀和委員の質疑に対し、このようにお答えのほうをさせていただいております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) やはり公共施設の再編を進めていくには、20年後30年後の人口減少の問題、それから財源の問題、その点を含めて検討をしていただきたいというように思います。 それでは、次に行きますが、公共施設再編推進委員会の開催時期の問題であります。 さきにも言いましたように、7月30日の行政連絡委員会前にすべきであったというように私は思っておりますが、この点について再度お尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 開催時期につきましては、9月の定例会の市民厚生委員会におきまして、ご指摘を頂いたとおり、7月30日の行政連絡委員会前にすべきではなかったと。行政連絡委員会の前に公共施設再編推進委員会を開催すべきであったということで、反省しているところでございます。 以上でございます。
    ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) これで最後の質疑になるんですが、今後の市の方針についてどのように考えてあるのか、お尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 ひれふりホールの復旧をどのような形で行うかにつきましては、これまでのひれふりホールの利用状況や今後の利用見込み、復旧に要する費用や公共施設再配置計画における考え方、そして、公共施設のあり方に係る特別委員会から頂きましたひれふりランドについての提言など、ひれふりランド全体の今後の在り方として検討を行い、公共施設再編推進委員会において協議を行いました。 その後、委員会での協議を踏まえ、さらに検討を行った結果、ひれふりホールにつきましては、復旧を行わず、解体を行うこと。そして、ひれふりランドの地域福祉センター、保健センターについては、再配置計画の長寿命化の時期を合わせ、高齢者交流センターの役割を複合化し、地域のにぎわいづくりにつながる効果的な活用を図るための検討を行っていくものとして決定いたしました。 ひれふりランドの今度につきましては、さらなる利活用を検討するため、地元の声を聴く場を設けるなどして議論をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 江里孝男議員。 ◆12番(江里孝男君) 地元の方と十分に協議をして執行していただきますよう、よろしくお願いします。これで議案質疑を終わります。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 20番、志政会、大西康之です。議案質疑を行います。 今回は議案第120号、令和3年度唐津市一般会計補正予算より1項目、条例議案から3議案、一般議案から5議案について質疑いたします。 まず、議案第120号、令和3年度唐津市一般会計補正予算中、土木費より県営街路事業負担金3,840万円についてお伺いいたします。 今回の負担金は4工区の工事費と5工区の調査費となっておりますが、まず、4工区の工事スケジュール及び進捗状況、これについてお示しをください。 次に、条例議案に移りまして、議案第134号、唐津市条例の廃止に関する条例の一部を改正する条例制定についてお伺いいたします。 この議案はおうち天徳の湯を令和3年度末で廃止する条例改正であります。 まず、地元区長会など、廃止する旨の説明が終了しているということですが、説明会等の状況についてお示しをお願いいたします。 次に、議案第135号、唐津市条例の廃止に関する条例の一部を改正する条例制定についてお伺いいたします。 この議案は、厳木の寿光園デイサービスセンターを廃止する条例改正でありますが、どのような経緯で廃止となったのか、お伺いいたします。 次に、議案第136号、唐津市条例の廃止に関する条例の一部を改正する条例制定についてと、議案第143号、財産の無償譲渡についてでありますが、この2議案は関連がございますので、一括で質疑をさせていただきます。 この議案は、唐津市養護老人ホーム寿光園を民間へ譲渡される議案であります。 まず、民間譲渡を決定されるまでの経緯について、また、現在の利用状況についてお示しをお願いいたします。 次に、一般議案から議案第145号、唐津市末盧館の指定管理の指定について、議案第146号、唐津市西ノ門館の指定管理者の指定について、議案第147号、唐津市埋門ノ館の指定管理者の指定について、議案第148号、唐津市旧高取邸の指定管理者の指定について、お伺いいたします。 この4議案は関連がございますので、一括質疑とさせていただきます。 この4施設は、非公募で、公益財団法人唐津市文化事業団に決められております。 このように非公募で公益財団法人唐津市文化事業団を指定管理したとされている施設、これは何施設あるのか、まずはお示しください。 以上で、1回目の質疑といたします。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 大西議員のご質疑にお答えいたします。 今回の県営街路事業、街路名、大手口佐志線でございます。4工区、こちらは西朝日町のちよだ儀礼ホール付近から西へ高架下を過ぎた延長417メートルの区間でございますが、こちらの全体事業の期間としましては、平成29年度から令和8年度の10カ年となっております。 今年度のスケジュールといたしまして補償調査が1件、道路修正設計一式、工作物調査が1件、用地買収、家屋保証、上下水道補償、防塵舗装、仮設ガードレール設置となっております。 進捗状況でございますが、事業費ベースで全体事業費の25億1,000万円に対しまして、令和2年度末で41%となっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 大西議員のご質疑にお答えいたします。 最初に、おうち天徳の湯の地元区長会への説明状況でございます。 天徳の湯につきましては、これまでも水道水での施設運営の継続決定のときや民間移譲の公募開始のとき、レジオネラ属菌の発生のときなど、その都度、地元へ説明を行ってまいりました。 今回の施設の廃止の件につきましても、地元区長会にお集まりいただき、説明を行ったところでございます。 地元区長からは様々なご意見を頂きましたが、おおむねご理解を得られたものと考えております。 次に、寿光園デイサービスセンターの廃止についてでございます。 寿光園デイサービスセンターにつきましては、これまで2回民間移譲の公募を行っております。 第1回目は、令和2年9月28日から11月30日まで実施しましたが、応募がなく、その後、応募資格要件を市内の介護保険事業所を経営している法人から市内外を問わずとして養護老人ホーム寿光園と同じ時期である令和3年3月1日から5月14日まで再公募を実施いたしました。 1法人から応募がございまして、候補者選定まで行いましたが、その後、施設の雨漏り等の修繕費が継続的に必要で、新築での建設するのと同等程度かかるということで辞退されております。 ということで、移譲まで至っておりませんでした。 寿光園デイサービスセンターの今後の方針につきましては、協議を重ねた結果、施設周辺においても民間のサービス事業者による事業が十分に展開されており、自治体の先駆的役割は果たしたものと考えられ、寿光園デイサービスセンターを廃止したとしても当センターの現在の利用者の受け皿となる施設がございますので、令和3年度末をもって廃止することといたしました。 次に、寿光園の民間移譲までの経緯でございます。 まず初めに、民間移譲までの経緯でございますが、養護老人ホーム等の民間移譲につきましては、合併後に策定した唐津市行政改革実施計画に基づきまして、養護老人ホーム松風園を平成20年9月に移譲して以降、民営化を進めているところでございます。 また、平成30年9月に策定した唐津市公共施設再配置計画におきましても民営化、民間活用を検討することとなっていたことから、市で運営している寿光園など、3施設につきましても、令和元年度に民間移譲することとしたものでございます。 民間移譲を進めるに当たりまして、令和元年8月から10月にかけ、計3回の政策調整会議を行っており、応募資格の要件や応募条件を検討をしております。 寿光園の民間移譲に伴う公募は2回行っており、第1回目は令和2年2月28日から5月15日まで公募を行いましたが、応募がございませんでした。 第2回目は公募条件を見直し、市内の社会福祉法人から市内外を問わないとして令和3年3月1日から5月14日まで公募を行った結果、佐賀市に事務所のある社会福祉法人みんなのお世話の1法人から応募がございました。 その後、事業者選定委員会を経て、令和3年9月2日に移譲先事業者として決定しております。 次に、寿光園の現在の利用状況でございますが、令和3年12月1日現在、定員70人に対しまして、63人の方が入所されておられます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 大西議員のご質疑にお答えいたします。 公益財団法人唐津市文化事業団に非公募で指定管理を委託している施設の数でございますが、文化振興課が所管する末盧館、西ノ門館、埋門ノ館、旧高取邸、相知交流文化センターと観光課が所管する唐津城の6施設でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) それでは、土木費の県営街路事業負担金について再質疑を行います。 4工区の工事期間は令和8年度までということで、進捗については、事業費ベースでありますが、令和2年度末で41%という答弁でありました。 それでは、次に、工事スケジュールに大きく影響するであろうと思われます用地交渉の状況、これについてお伺いしたいと思います。家屋補償、用地買収はどれぐらい進んでいるのか、お示しをお願いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 まず、家屋補償につきましては、進捗率85%となっております。 また、用地買収につきましては、全体面積の2,366平方メートルに対しまして、77%が完了しております。 今年度につきましては、3件の家屋補償と353平方メートルの用地買収を行う予定でございまして、現在、契約に向けて交渉中であると伺っております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) それでは、次に、この4工区あたりは床下浸水などの被害が多い場所であります。 以前の答弁ではこの道路の改修と併せ、雨水対策も行うということでありました。雨水排水の現状、浸水解消に向けての対策、これはどのように行われているのか、また、現在、ちよだ儀礼ホール前に大きなグレーチングがあるんですけれど、これは雨水排水の工事完了までの間設けておくという答弁を以前頂いておりましたが、これはどのようになっていくのか、お伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 浸水対策についてでございますが、3工区、これは、唐津信用金庫朝日町支店付近からちよだ儀礼ホール付近までの延長268メートルになりますが、こちらの実施の際に雨水排水路を設置されておりまして、通常の雨に対しましては、以前より改善しておりますが、まだ完成形ではございませんので、完全な解消までは至っていない状況でございます。 現在、整備中のこの雨水排水路は、下流の鉄道高架下の江の尻川雨水幹線と接続される予定でございまして、接続後は雨水排水路が効果を発揮し、冠水問題も解消に向かうと考えているところでございます。 また、現在のちよだ儀礼ホール前の大型グレーチングにつきましては、曳山通りでございますので、曳山が通る際にはゴムマットを敷いて対応しているというのが現状でございます。 この大型グレーチング付き取水ますにつきましては、現在、仮設で整備されておりまして、今後、4工区の工事におきましてボックスの布設及び点検口マンホールが完了すれば最終的にはなくなる予定でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 雨水排水の工事が終われば最終的にはそのグレーチングはなくなるという答弁でありました。 雨水排水につきましては、全体的にあと3年ぐらいかなというと答弁を頂いておりましたので、あと3年すればグレーチングもなくなるということで理解させてもらいます。 それでは、次に、5工区の調査に着手されるということでありますけれども、その調査の内容と事業化の判断基準、これについてお示しをお願いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 5工区、こちら、鉄道高架下過ぎ付近から二夕子交差点までとなりますけども、こちらの調査でございますが、交通量調査を行い、その結果に基づき交差点形状について計画されることとなっております。 事業化の判断基準につきましては、この交通量などを基にした費用対効果の調査までが必要ということでございまして、現在の工区と継続して事業ができるように事業化に向けて本年度から準備を進めていくと伺っております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 浸水対策を含めた4工区の速やかな工事の完成と引き続きの5工区の事業化をお願いしておきます。 では、次の質疑に移ります。 次が、議案第134号、唐津市条例の廃止に関する条例の一部を改正する条例制定について再質疑を行います。 おうち天徳の湯施設廃止の件は、地元区長会で説明し、おおむね理解を得られたという答弁でありました。 それでは、次に、施設等を運営されている指定管理者、こちらとの協議はどのように行われているのか、協議状況についてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 今年8月にレジオネラ属菌が検出されて以降、指定管理者とは施設の運営について協議を重ねてきました。そのような中、施設はこのまま休館措置を継続し、指定期間満了日をもって廃止するとの、今回の市の方針について指定管理者側にもご理解を頂き、指定期間満了日まで指定管理業務を継続していただけるとの回答を頂いたところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) それでは、次に、今の答弁の中で指定管理者との協議の中で、指定管理満了日までは継続した管理を行うという答弁があったんですけれど、ということは、3月末まで、今年度末まで指定管理者は廃止した施設の中で何らかの業務を行うようになるのでしょうか。 施設は廃止していますよね。それで、立入禁止なはずなんですけれど、どういった業務が残っているのか。併せまして、そうなった場合の指定管理料、これはどのように考えられておられるのか、お示しください。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 レジオネラ属菌の発生原因が特定できず、今後、施設の再開の見通しが立たない事態となったことから、指定管理業務の内容の見直しが必要となりましたので、指定管理者側と協議を行い、12月から業務の内容の見直しを行ったところでございます。 主な業務の内容ですが、法令で定められた設備の保守点検業務や清掃、警備業務、光熱水費の支払いといった施設を維持していく上で必要最低限での維持管理業務のほか、入湯回数券の払戻しに関する業務としております。 維持管理業務は施設を維持していく以上、必要な業務であり、また、入湯回数券の払戻しに関する業務につきましては、8月20日からの休館措置以降、利用機会を失ってしまうこととなる購入者の方への払戻し対応が必要ですので、新たに業務として追加したものでございます。 指定管理料の考え方でございますが、指定管理料についてですが、レジオネラ属菌が検出された8月20日から業務内容を見直すまでの期間につきましては、新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う休館措置と同様に、利用料収入の損失分や、業務未執行等による不用額分などについて、委託料を見直すことで、指定管理者側とは協議を行っております。 また、業務内容見直し後の期間に係る指定管理料につきましては、必要最低限の保守点検業務や入湯回数券の払戻しに関する業務をお願いすることとなりますので、その業務の内容に見合った委託料の額に見直すこととしております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) すみません。1点教えてもらいたいんですが、その必要最低限の保守点検業務というのは、具体的にどういった業務をさされているのか、教えてください。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 施設として警備業務とか、あとは、支払い等、水道、光熱費等の支払い等もございますので、そういう経費でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 必要最低限の人数に下げて委託料を見直すということでよろしいんですかね。 というふうに思うんですが、そういう見解でよろしいんでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 施設を管理していく上での必要最低限の経費だと思っております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) そこは十分に指定管理者ともお話をされて、本当に必要最低限でお願いしたいと思います。お願いしておきます。 それでは、次に天徳の湯としての用途を廃止された後は、これは普通財産となるわけであります。今後、この施設をどのように活用されていくのかをお伺いいたします。公共施設として別の用途として活用する。民間へ売却するなど、数多くの活用方法、手法があろうかと考えておりますけれど、どのようにお考えでしょうか。お伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えします。今後は、施設の資産活用について、地域の活性化やまちづくりという視点も含め、広く検討すべきだというふうに思っております。 そのために、公共施設再編推進課や財産管理課、相知市民センターを中心として、全庁的に民間への売却も視野に入れ、利活用方針を検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 繰返しになりますけれども、最低限の人数でトラブルがないような管理をお願いしておきます。 また、答弁にもありましたように、用途廃止されました土地・建物につきましては、公共施設再編推進室、これが中心となってその後の利活用を検討すべきであるというように私も考えております。 次の質疑に移ります。 次の議案第135号、唐津市条例の廃止に関する条例の一部を改正する条例制定について再質疑を行います。 寿光園デイサービスセンターにつきましては、民間移譲の公募を行ったが応募者が辞退された。その後、周辺施設で民間サービス事業による事業が十分に展開されており、寿光園デイサービスセンターの廃止を決定したという答弁でした。 その中で、ふと不思議に思ったのが、周りの状況がそもそもデイサービスが満たされているという状況であれば、何で民間に公募されたのかなというのがちょっと理解に苦しむので後で答えてください。答えてくださいじゃなくて、どうして民間に公募しようというふうに考えられたのか、教えてください。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 寿光園デイサービスセンターの民間譲渡を行うようにした経緯でございますが、合併後に策定した唐津市行政改革実施計画に基づきまして、養護老人ホーム等施設については民営化を進めてまいっております。 その後の公共施設再配置計画におきましても、民営化、民間活用ということで進めておりまして、今回、寿光園デイサービスセンターについても、民間譲渡ということで、公募を行ってきた経緯がございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 再配置計画等々ということで、民営化をうたわれたので公募をしたという答弁かと思いますが、でも、その所管部としては、その地域にデイサービスはもう満たされているんだという感覚を持ってあったなら、その旨を最初に公共施設再編室等々と打合せをされて、これは速やかに廃止すべきだという方向を取るべきであったのではないのかなと私は思いますが、いかがお考えでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 議員おっしゃるとおり、民間での事業展開が周りで進められておりまして、民間移譲の前に廃止という選択肢もあったかということでございますが、あの施設については、定員20名でございますが、現段階で11.5名ということで赤字経営にもなっている状況でございまして、その選択肢として廃止というふうなことも併せて進めることと考えておりましたが、民間移譲という前提がありましたので、まずそこをして、その後、応募がなかったということで、今回、廃止としたところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 再編を進めていかれる中でいろんな経過があろうと思いますけれど、当然、担当部の意見は聞かれるものだと思いますので、その意見は聞かれたときには慎重に答えていただきたいなと思います。 では、こちらの施設も普通財産になるわけでありますが、どのように、活用というか、今後、この施設をどのようにお考えか、お伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 今後の施設の活用についてでございますが、公共施設再編推進課や財産管理課、厳木市民センターを中心として、地域の活性化や公共施設としての活用、民間への売却など全庁的に幅広く利活用の方針を検討していくものと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 公共施設再編室が中心となってその活用を考えていただきたいと思います。 では、次の質疑に移ります。 議案第136号、唐津市条例の廃止に関する条例の一部を改正する条例の制定についてと議案第143号、財産の無償譲渡について再質疑を行います。 民間譲渡を決定されるまでの経緯につきましては、唐津市行政改革実施計画に基づき民営化を進めていっている中で、民間移譲に伴う公募を2回行い、移譲先事業者を決定したという答弁でありました。 それでは、次に移譲先の決定方法とその評価状況をお示しいただきたいと思います。 併せまして、他の施設のモデルとなる優れた運営ができる事業者を募集するというふうにされておりましたけれど、その決定の過程においてどのような点が一番選定のポイントとなったのかをお示しいただきたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 寿光園の移譲先事業者の決定方法でございますが、移譲先事業者を選定するに当たっては、施設の管理運営や入所者へのサービス等に関する職員配置体制や実施方針などの提案を受け、総合的に判断するため、プロポーザル方式で事業者選定委員会を行っております。 選定委員には、客観的な評価や選定過程の透明性を確保するため、大学教員や税理士、社会福祉士を含めて構成しておりました。 今回、選定ラインを総配点の6割以上と設定し、評価を行っており、評価の結果は総配点700点中546点で6割である420点を超えていましたので、移譲先事業者として決定したものでございます。 選定に当たっての一番のポイントでございますが、社会福祉法人みんなのお世話様におかれましては、平成25年の設立以来、高齢、障がい、保育と幅広く福祉事業を実施されてこられた実績があること、出会った全ての人を幸せにしたいという理念を掲げておられ、地べたからの介護を通して最後まで自分らしく生きていただくお手伝いをしたいとの考えに基づくこれまでの実績への評価が高かったものと考えております。 特に評価が高かった項目でございますが、入所者へのサービスに関する事項と財務会計に関する事項でございました。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 公募要項を見させてもらったんですが、その中で、民間移譲、譲渡するよという中で、譲渡した後、委譲した後も多くの条件が課せられているようであります。どのような条件を課せられているのか、お示しいただければと思います。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 応募資格といたしましては、応募時点で養護老人ホームまたは介護保険事業所を経営している社会福祉法人もしくは介護保険事業所を経営している法人であって移譲までに佐賀県内に主たる法人の所在地を有する社会福祉法人としての認可が確実に見込める方としておりました。 移譲の条件の主なものといたしましては、移譲後は10年以上にわたり継続して運営していただくこと、建物、工作物及び物品については無償譲渡、土地については無償貸付となること、次に、施設を廃止または移転する場合は、建物を解体・撤去した後、返還することなどを挙げておりました。 市といたしましては、これらの条件の中で民間の活力と創意工夫を生かしてサービス水準の向上に努めていただける法人に引き継いでいただきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) それでは、次に、この建物は築30年ほどの建物であります。ということは、鉄筋コンクリート造ですので、今後、20年から30年は活用できるのかなというふうに考えますが、その中で、今ほど条件としてありました老人福祉施設、これとして10年間活用すれば、その後は、別用途として活用する、または建物の一部を別用途として利用するということは可能なのか、お伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 移譲に当たりましては、移譲先事業者には養護老人ホームとして移譲後は10年以上にわたり継続して運営していただくことをお願いしております。 養護老人ホームは65歳以上の高齢者が家庭環境上や経済的理由等により居宅において養護を受けることが困難な場合に市町が行う措置に基づき入所する施設でございます。 高齢化の進展に伴い、今後、生活困窮や社会的孤立等の問題を抱える高齢者が増加する傾向がありますので、養護老人ホームの果たす役割は重要であると考えております。 ご質問のように10年間施設運営をしていただいた後に全部または一部を別用途として活用したいとの申出があった場合には、養護老人ホームは県の認可施設であり、県とも協議する必要がございますので、可能かどうかの判断はその時点の寿光園の入所者の状況や県全体の養護老人ホームの入所状況等にもよりますが、市といたしましてはできるだけ事業継続をしていただけるようお願いしたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 10年後に再度協議されるということで理解してよろしいんですかね。ですよね。 というのは、今回の議案は譲渡なんですよね。建物をあげますよという議案なんで、建物に対する縛りは10年間と決まっているんであれば、10年間、そこを運営すれば、あとは渡した先が自由に使っていかないといけないんじゃないかというふうに思うんですけれど、それ以降も、協議して、できたら続けていただきたいという答弁だったというふうに理解させてもらいます。          (発言する者あり) ◆20番(大西康之君) 今の点につきましては委員会で十分な審査をお願いしておきます。 それでは、次に、この議案は建物の有償譲渡の議案でありますが、その建物が立つ敷地や土地についての記載が見当たりませんが、これはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 土地のほうでございますが、財産の無償貸付に関しましては、唐津市財産の交換、譲与、無償貸付け等に関する条例に基づきまして普通財産として使用貸借契約を締結する予定でございます。 なお、無償貸付としておりますが、今後も有償譲渡に向けた協議を行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 敷地については無償貸付ですよということでした。建物はやるけど、敷地は唐津市が持っとくよというのが果たしていいのか悪いのか、悩むところではあります。 公共施設再配置計画ではこれはどのように計画されているのかをまずお伺いしたいのと、寿光園の敷地は3つに分かれております。東側が道路で、南側から、まず職員駐車場があって、その上に今回廃止されますデイサービスセンター、その上に寿光園本体というふうに並んであるわけであります。 公募の際の寿光園の敷地面積としては、4,190平米、1,270坪ほど計上されておりますが、これには寿光園やデイサービスセンターの敷地は含まれていません。敷地についての考え方で、まず、本体の部分、寿光園が立っています部分だけでは成立しないのか。 また、職員駐車場は全てが使われていないような現状であります。必要な部分だけを貸し出す、売却する、無償譲渡するというように考えていかないといけないのではというふうに考えておりますが、いかがでしょうか。 また、先ほど質疑をさせていただきましたデイサービスセンターは普通財産になるわけですから、デイサービスセンターの駐車場部分、これを例えば職員駐車場に持っていくなど、もう少し合理的に考えていただきたいなというのを非常に感じておるわけですが、いかがお考えでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 初めに、寿光園の敷地につきましては有償譲渡をするべきだと考えております。しかしながら、養護老人ホームは社会福祉施設であり、収入も自治体からの措置費のみで、入所に当たって入所判定委員会の承認が必要であり、法人の努力では入所者を増やすことができない施設でございます。 今後、施設の老朽化による改修等も控えており、良好なサービスを安定的に継続的に提供していただくための支援として敷地については無償貸付としております。 敷地につきましては、これまで民間移譲してきました養護老人ホームの松風園及び延寿荘につきましても無償貸付としており、同様の対応としたところでございますが、事業者には市からの売却の意向を伝えており、今後、状況を見ながら有償譲渡に向けた協議を進めたいと考えております。 なお、公共施設再編におきましては資産活用と資産の保有量の削減の観点から市所有の土地につきましても積極的に財産処分をしていくものと考えております。 次に、移譲する敷地は本体部分だけで成立しないのか、または必要な部分だけ貸し出す等を考えるべきではないかということでございます。 寿光園本体の敷地部分だけでは職員駐車場が不足していることやレクリエーションなどで入所者の家族が行事に参加する際の駐車場として利用していること、また、以前は入所者の運動会などに活用してきており、民間移譲後も夏祭り等の行事を計画されていることから外での行事等に幅広く活用していただきたいと考えておりますので、一部ではなく本体の敷地と併せて貸付けをしていきたいというふうに考えております。 最後に寿光園デイサービスセンターの駐車場部分の合理的な活用の検討でございますが、今後、寿光園デイサービスセンターにつきましては、地域の活性化や公共施設としての活用、民間への売却など幅広く利活用の方針を検討していくものと考えておりますが、移譲先事業者との引継ぎに向けた協議を進める中でも、より合理的な活用方法がないのか、検討を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 先ほど申しましたように3つの敷地が分かれていまして、真ん中にデイサービスがありますので、その辺は市でないとできないところではあるわけですよね、合理的な活用というのは。その辺は公共施設再編の部署とも協議されて十分に考えていただきたいと思います。 先ほど少し申しました民間移譲の条件の中で、施設を廃止または移転する場合は、建物を解体・撤去し、返却するようになっているようであります。仮に、10年間、施設運営をして解体すると仮定した場合、建物は約650坪のコンクリート製の建物であります。解体費用は、概算ですが、1億円ぐらいは必要になってくるのではというふうに思っております。 ということは年間1,000万円は確実に残していかないといけない計算になります。非常に民間サイドとしては厳しい条件だと言えます。その上、土地は貸与となりますと本当になかなか厳しい施設運営になるのではというふうに危惧しておりますというふうに申させていただきまして次の質疑に移ります。 議案第145号、唐津市末盧館の指定管理者の指定について、議案第146号、唐津市西ノ門館の指定管理者の指定について、議案第147号、唐津市埋門ノ館の指定管理者の指定について、議案第148号、唐津市旧高取邸の指定管理者の指定について再質疑を行います。 公益財団法人唐津市文化事業団に非公募で指定管理者を委託されているのは議案の4施設と唐津城と相知交流文化センターの6施設であるという答弁でありました。 それでは、次に、この議案を提案されたときの提案理由説明の中で、これまでの実績を踏まえ、非公募にて決定したというふうに部長が説明されましたが、市としてはこれまでの実績をどのように捉えられているのか、お伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 公益財団法人唐津市文化事業団は、財団法人唐津市文化振興財団として平成2年の設立以来、唐津市民会館や旧高取邸などの観光文化施設の管理運営を確実に履行され、地域に密着した文化活動の拠点として市民や観光客へのサービスに努められているところでございます。 また、文化事業として、末盧館の稲作発祥祭や相知交流文化センターのサライピアノコンサートなど市の補助事業の実施のほか、自主事業として、親子映画祭や文化講演会、唐津城の絵画コンクール、埋門ノ館の茶道、華道、書道の体験教室、末盧館の古代人体験教室、菜畑ゼミナールなど専門的な知識や施設の特色を生かした事業を実施されており、本市の文化振興及び市民の文化向上に寄与されていると考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) では、次に、4施設を公益財団法人唐津市文化事業団に今回指定される議案が上がっているわけでありますが、4つの施設を一つのところに指定管理を任せるというのは市としての目的はどのようにお考えなのか、教えてください。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 末盧館、西ノ門館、埋門ノ館、旧高取邸の4施設は市民文化の向上に資するという共通した設置目的がございます。 一方、公益財団法人唐津市文化事業団は、本市の歴史的文化の継承及び振興並びに市民の芸術文化活動の振興に資する事業を行い、もって創造性に満ち、豊かで潤いのある地域の文化づくりに寄与することを目的に設立された団体でございまして、4施設の設置目的と文化事業団の設立の経緯や目的が密接につながっており、施設の設置目的に合わせ、学芸員やボランティアガイドなども設置されてきたところでございます。 このような専門的な知識や経験、ノウハウ等を有する特定の団体に委託することにより施設の設置目的を達成するための効果的・安定的な施設運営を確保できると考え、今回、非公募を採用したところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) それでは、次に、今ほどの答弁を聞いておりまして非常に残念に思った点が一点あります。何かといいますと、観光目線での目的というのが市の目的として一言もうたわれていないというところであります。観光地唐津と言いながら、その中心部にある歴史的施設、これを観光に生かそうという目的がないのが私はどうしても納得できないところであります。 国の方針としては、文化財として大切な要素を残す前提で活用する、文化財になっていたとしてもそれの大事な要素を残す前提で活用していこうというふうに流れが変わってきておりますよね。 文化振興は主に市民が対象であり、これらの施設はもとより歴史的施設を保存するだけでなく観光に活用するために市役所内部の機構改革も行われたものだというふうに私は理解しておりました。 しかし、今回、文化事業団の定款に定められる事業内容を見てみますと平成24年から変わっていないようであります。このような状況で指定管理に任されて大丈夫なのかなというふうに危惧しておりますが、市としての考えをお願いします。 二つ、ありますよね。観光という言葉が出てこないわけ、あと、事業団の定款の中にそういった項目が入っていないんだけど、そういう団体で大丈夫なのかという、この2点について教えてください。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 文化事業団の定款を紹介いたしますと、1つ目が文化芸術の創造、振興及びそのための施設の運営に関する事業、2つ目が唐津に残る歴史的文化の継承及び振興に関する事業、3つ目がその他この法人の目的を達成するために必要な事業を行うとされているところでございまして、文化の向上と施設の運営にこれまでもご尽力いただいてきているところでございます。 確かに定款の中では観光という文言が入っておりませんが、観光目線という点では、旧高取邸のボランティアガイド、それから末盧館においては学芸員が市内外の歴史愛好家や観光客に対して解説や案内を行われているところでございますし、西ノ門館においては自主事業として地場産業である唐津焼の展示・即売、それから埋門ノ館では来館者に応じて歴史や観光ルートの提案を行い、探索マップの配布など周辺施設の案内なども実施されております。 また、この4施設を管理運営していただくことで、相互の情報発信など、施設の活用について、市の文化・観光部署と連携しながら、定款には定めておりませんけれども、その範囲の中でいろいろな事業を実施されてきたところでございます。 ただ、文化事業団につきましては、芸術文化の振興、それから施設の管理を目的に設置したという経緯もございますが、市としましても、社会経済情勢が変化する中、多様化したニーズに対応するためには、施設の適切な管理だけではなく、柔軟な発想で新しい取り組みを行うことがますます重要と考えておりまして、公益法人の要件を堅持しながら、役割や事業の目的などを再検証し、文化事業団の定款の見直しの必要性も含めて今後の管理の在り方についても協議を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 文化事業団につきましては答弁は今頂きましたけど、市としての目的の中に観光という言葉が一言も入っていないというのはどういう理由なのか、教えてください。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 定款の中では確かに観光という言葉は入っておりませんけれども。 ◆20番(大西康之君) 目的の中です。 ◎未来創生部長(北方初美君) 現在の定款の中で観光の目線を持って実際に行っておられますし、この範囲の中で観光というのも広く定款の中に含まれるというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 先ほどお伺いしましたのは、4施設を非公募で公益財団法人唐津市文化事業団に指定されるんですけれど、その市としての目的は何なんですかという答弁の中に観光という文字が一言も出てこないと。市の目的として観光というのはないわけなんですかと尋ねているんです。どう考えられているのかなと。 おたくがおっしゃる目的のとおりであれば事業団でいいんです。何も定款もいじらなくても。そこがおかしいと思うんですけど。教えてください。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇)
    ◎未来創生部長(北方初美君) 再質問にお答えいたします。 確かに、4施設、特に城内地区の周遊で、文化のみならず観光の視点を持って実施しなければなりません。今、申しましたように定款は今後必要に応じて見直しを行いたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 再度、同じ質問をしますけど、市としての目的の中に観光は入っているんですか。入っていないんですか。 後でつけ加えますと、そもそも機構改革をされたときに観光目線でも利用するために生涯学習文化財課にあった施設をそちらに動かされたわけでしょう。それから何年がたっているか。五、六年と言わない。たっていると思うんですけれど、そういう経過があるじゃないですか。その経過の中で目的の中に観光という言葉が出てこないというのがどうも私は理解に苦しんどるわけなんです。解決できるような答弁をお願いします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 確かにおっしゃるように私どもも観光と文化施設の線引きはなかなか難しいので、一体的と思っております。今回の4施設についても、文化はもちろんのことながら観光という点でも文化事業団のほうに指定管理でお願いしたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 今後、コロナ禍、ウイズコロナとなってきたときに、観光が再度動き出す時期が早く来てほしいなと思うんですが、それに間に合うようにいろんなことを考えていかないといけない時期ですので、よろしくお願いしたいのと、先ほど答弁の中で、定款の見直しも含め、今後、管理の在り方について協議を進めていきたいという答弁がありましたけれど、本来ならそういった協議を今までの5年間でされて、いろんなことを解決された上で、今後、5年間、ここの指定管理を任せますよという議案を上げてこられるのが本来あるべき姿ではないのかなというふうに私は考えております。 ということを申させていただきまして私の議案質疑を終わります。ありがとうございました。 ○議長(笹山茂成君) 以上で、本日の議案質疑を終結します。 議事日程に従い、次会は明8日午前10時から本会議を開き、議案質疑を行うこととし、本日はこれにて散会します。          午後 3時04分 散会...